【読書011】僕が考える投資について


読みやすいと勧められたので読みました。

お金の本質は信用
お金とは、自分の欲望を満たす道具でなく、チケットのようなもの。何かを手にするときに提示するチケットで、信用のスタンプが押されている。自分に対する信用に基づいて付与され、その範囲内では自由に使うことができる。社会から信用スタンプが押されている。お金の本質は信用というのは、使い方を信用されていること。名優たちにオファーが殺到するように、良いお金の使い方をする人には、おのずとお金が集まってくる。

給料の使い方を見直す
自己管理に使うか、仕事のスキルを磨くことに使うか、本を読んだり映画を観たりすれば学習意欲が高まりもっと社会に貢献しようとなるか、そうした自分の変化は使い方にあらわれる。チケットを良い投資に使うとこの人は信用でき、もっと渡してみようかと思われる。給料が少ない人は稼ぎ方より使い方を見直すことを薦める。

使わないと価値が生まれない
財布に入っている一万円札は、使わなければ原価20円程度の印刷物。だからこそどう使うか。

感動の質量で収入は変わる
何に対する対価で収入を得るか、答えは、感動を与えているかどうか。方程式は、感動×感動を与えた人数。その仕事にかけた時間や努力でなく、すごい、嬉しい、助かった、面白いといった感動を生み出せるか。プロのアスリートは彼らに感動する人が世界中にいるから沢山の収入を得られる。表舞台にいなくても、仕事に真摯に取り組み、提案やコミュニケーション、作業、接客、商品のクオリティなど一段上の仕事ができると、それが同僚やクライアント、お客さまに感動を与えることに繋がる。認められれば転職しなくてもチケットの量に反映され、引き抜きの可能性もある。

貯金は精神安定剤
貯金はあると安心なもの、適量で良い。ただ、お財布事情や家庭状況によって正解は違う。目的なく貯金を増やそうという意識は持たず、備えとして、投資に使う方が良い。

経営者目線になりビジョンを持つ
世の中には収入上げるために転職しようと考える人も多いが、収入のためだけに業界や職種、企業を選ぶのはセンスのいい選択ではない。何故ならリスペクトのない行為だから。お金のためだけに自分のビジョンやコンセプト、価値観に合わない場所に行くことは、企業にとっても、企業と誠実に向き合っている人にとっても、企業の顧客にとっても失礼。お金基準で働く場所を決めるのは、自分自身を偽る。初めは良い収入に満足しても、そこにいる意味を見失い、コンセプトに合っていない場所では人は活躍できない。会社の目指す未来をリスペクトでき、自分のビジョンやコンセプトとハマったおき、精神面も金銭面も満たされて活躍できる。

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