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2019-2020の創作について

 ツイッターで何度かつぶやいてましたが、2019年はやたらと空回りの年でした。前半は順調にいっている気がしていたんですが、気がしていただけでしたね・・・・・・。
 やたらとプロットを作っていた一年でした。
 プロット本当に苦手なんですよ。10行くらいで展開まとめたらあとは書いちゃってから詰めていくタイプなので・・・・・・。とりあえず初稿をあげろ、みたいな。
 前にもこれはやばいな、と思った時期があったのですが、うまくいかないまま回避して物事がはこんでしまって、また壁となってやってきました。
 複雑化してくると手書きプロットは書いたりするので、それを上手に可視化できたらいいですね。

 創作とは別のところで、人生初のことが色々ありました。
 今年は引っ越しをした兼ね合いもあって、なんだかいろんな営業さんに触れる機会がたくさんありました。勉強になりました。いろんな人とふれあっていろんな人の考え方やアプローチをみるのは、小説にパターンをあたえてくれると思うので、そういう意味で本当に勉強になりました。
 人生初めての入院もしました。軽い手術は去年もしたんですが、今回はもっと深刻な手術だったので、まあ初と言ってもいいんじゃないでしょうか。
 全身麻酔か、部分麻酔か選べますよと言われて、どっちが創作の役に立つかなあなんて考えたんですが、喉が弱いので、挿管の時に痛めそうだなあと思って、部分麻酔にしてもらいました。でも後でよく考えたら、前に注射で肺に穴をあけられているんだわあ、と思い出しまして。脊椎やらかしたらどうしよう、と不安になりましたが、何事もなく無事に生還いたしました。術後の定期検診がぼちぼちなので、落ち着いたらこの件もそのうち書こうかなと思います。
 目に見えて先に進むことはできませんでしたが、経験を積むことはできたので、まあ後々生きてくるというか、生かしていきたいと思います。
 ここは踏ん張り時として地道にやっていきます。

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 同人誌では、前からやりたかった終末アンソロジー「終わりの世界を君と歩く」を頒布できました。
 ここで野望だったのは、終末アンソロをだすこと、前回の夜アンソロのとなりに並べること、小口に色を入れること、新しく出会った方々と更にイネさんに参加してもらうこと、でした。
 小口は最後まで、魔術書とか滅びたっぽく黒くするか、聖書っぽく金色にするか迷いましたが、キラキラにしたろ!と金色にしました。
 人数が増えたので、前回よりも組版をぎちぎちにしてしまったのですが、思ったよりも読みにくくならなくて良かったです。
 アンソロなので、あまり特定の書き手の方を取り上げて語るのもどうか、と控えていたのですが、ちょっと言わせてください。いにしえのオンノベ民として、イネさんとマチコさんの小説が同じ本にのってるっていうの最高じゃないですか・・・・・・? すごく貴重だと思うので、いにしえのオンノベ民はぜひ手にとってもらいたいです!
 とはいえ、どこから読んでも最高なので、どの民も手にとってもらいたいです!
 この規模のアンソロはもうつくらないかなあと思っているのですが、B6サイズでペーパーバックぽい分厚いのもつくってみたいなあっていう気持ちがふつふつ湧いてきていたりはしますね・・・・・・。

君の心は奪えない

それから、WEBでは前年から書いていた「終わりの町で鬼と踊れ」(世界が滅びた後の福岡で少年と吸血鬼とヤクザがバトル)を完結させて、「君の心は奪えない」(テレパスを持つが故に人に心を開けない女性の話)を書いていました。
 現在、「春には君の夢を――戦国連話」(戦国時代を戦う男装少女の話)をカクヨムコン5に出していますので、どうぞ応援よろしく。
 「君の心は奪えない」は「あなたの健康を損なうおそれがあります」のスピンオフ版になります。あな健から3年くらい前の話です。どちらもそのうちWEBからは削除するかもしれないので、気になる方は今のうちにどうぞ。
 全然時間が取れず、短期集中でものすごい勢いで書いていたんですが、はじめて1日2万字いきました(厳密には2日で3万5千字)。ひどい有様です。推敲も足りてない。こういうの経験しちゃうとね、ここまでギリでもなんとなかなる、って勘違いしちゃって手グセでやろうとしてしまうので、よくないです。心に刻んでおきたいところです。
 やれるということも、やっちゃいけないということも。

 私は物事をやっているときとやっていないときの状態が極端で、ペースに乗り始めると、毎日このくらいの時間に作業初めてこのくらいの時間まで、3000字くらい書ける、ってルーティン化できるんですが、一度やめるとパタッと何もしなくなるんですよね。怖いですね。
 今年は何もしない期間を短く、なるべくルーティン化していきたいですが、この波も私にとっては割と大事な気がするので、難しいなあ・・・・・・。

 2020年としては、「短夜にこいねがう」をkindleで出してみようかなと思っています。時期的には、文フリ広島終わった辺りを狙いたい。
 2020年参加イベントとしては、文フリ広島が控えているのですが、あとはいつもの夏前のCC福岡、文フリ福岡以外は今のところ予定にありません。また東京にいきたいな、という気持ちはあります。
 昨年、出したかった公募に出しそびれてとても悔しい思いをしたので、今年は公募も頑張りたいなと思っています。
 こういうことオープンでいうのはじめてじゃないですか? どきどきしますね。がんばります。

 書くことがダメダメになっていた頃、自分を奮い立たせるために「まず自分が楽しんで書く」それから、「読み手に楽しんでもらいたい」と思ってしきりなおしをしたことを、忘れずにいたいです。
 ここのところは、挑戦的な作品を書くこと、同時代性、さらに物語の構成の正しさばかりを意識していることが多かったのですが、もちろんそれは大事なんですけども、「読み手を楽しませたい!」を今年はもっともっと意識していきたいです。

 同人アンソロとか商業の文章のお仕事は常に募集中です。

 何か色々忘れてそうなので、そのうち思い出したら書き足しますね・・・。


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