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変身 in 名古屋10/18
約2年半ぶりとなる米津玄師のライブに行ってきました。前回のツアーはコロナの影響で一部の公演が中止になり、その後なかなか新たにライブを開催することが出来ない状況が続いていましたが、ようやくこの時が来ました。
レポと呼べる程のものではないけれど、久々のライブということもあり、公演中に心の中で叫んでいたようなことを覚えている限りで纏めていこうと思います。はい、ゴー!
■セトリ
※公演中にメモしていたわけではないので抜けていたり間違っていたりするかもしれません。ご了承ください。
POPSONG
感電
PLACEBO
(挨拶)
迷える羊
カナリヤ
Lemon
海の幽霊
(MC)
まちがいさがし
アイネクライネ
Pale Blue
パプリカ
(MC)
ひまわり
アンビリーバーズ
ゴーゴー幽霊船
爱丽丝
ピースサイン
KICK BACK
enc
死神
ゆめうつつ
(MC with中ちゃん)
馬と鹿
M八七
エンドロール:ETA(音源)
■セトリのやばさ Part1
セトリの一覧は上記となっております。アルバム『STRAY SHEEP』の曲をメインに新曲やファンを興奮させる曲がいい感じに散りばめられていますね。
ちなみに私はこのセトリに3回程殺されたのですが、皆さんはどこで死にましたか?(?)
では、このセトリのやばさを書いていこうと思います。
まずPOPSONG、感電、PLACEBOの明るい曲調が続きます。ここで「おー!ライブが始まった!」と私のテンションは上がり、感は極まり、心をグッと掴まれました。完全に油断しております。
いいですか、皆さん、ここからですよ。
迷える羊から始まり、バラード系の曲が続き、仄暗い雰囲気が漂うわけです。
そんな中でカナリヤを歌う米津玄師。優しい声で歌う米津玄師。カナリヤを生で聞くの本当に心が温まる…。今思い出しながら、この文章を書いていますが、目には涙が浮かんでいます。誰か俺の涙を拭ってくれ。
“いいよ あなただからいいよ
誰も二人のことを見つけないとしても
あなただから いいよ
歩いて行こう 最後まで
はためく風の呼ぶ方へ”
そう歌い終えると、スクリーンには窓からカナリヤが飛んでいく映像が映ります。
そして、次の曲。
先程カナリヤが飛んでいった窓と同じ形の窓から光が差し込み、曲が流れ始めます。
Lemon
バカヤロ〜〜〜〜〜!!!!!(泣)
トドメを刺すな〜〜〜〜〜!!!!!(泣)
え?私はここで無事1回目の死を迎えましたが、皆さんは生き残ったんですか?
だって……どんな不幸もあなたとならいいんだよって歩んでいる二人の曲の次に「夢ならばどれほど良かったでしょう」って別れの曲ですよ。この曲の並びを考えた人…私の心を殴る天才か?(褒めてます)
■三兄弟
さあ、いつまでも死んでいられません。
私は何とか正気を取り戻し、米津さんのMCを聞いていました。ちなみに既にご存じの方が多いと思われますが、名古屋神戸事件については、もうかなりTwitterなどで言っておりますので本記事では割愛します!
久しぶりの指、デフォルメでもキツかった。変身10/18のMC米津玄師です。 pic.twitter.com/vr4qRCYotX
— メメント・モリ(AI) (@mmntee) October 19, 2022
https://twitter.com/mmntee/status/1582570828108947456?t=4zFuqQQx85V83YsmkLBF2w&s=19
か、カワ… pic.twitter.com/LtRaZM92aZ
— メメント・モリ(AI) (@mmntee) October 19, 2022
MCの終わりに、米津さんが「最近結婚した友達に捧げます」と歌手がよく言うようなセリフを口にします。そして歌い始めたのが、はい、“まちがいさがし”です。よくある歌手の「捧げます」はもっと比喩的な意味合いが多いような気がしますが、まちがいさがしは本当に物理的に捧げているんですよね。提供とも言うんですけど。思わず「そうやな」と頷いてしまうメメントでした。
まちがいさがし→アイネクライネ→Pale Blue
この流れなんですが、なんて言えばいいのかな…。
まずこの3曲が三兄弟?親戚?個人的には同じ血筋を感じる曲だなと思っていて。所謂ラブソングの部類なんだけれども100%ハッピーとは言えない、仄暗さもあり、それが凄くリアルだなあと感じる曲達。
その"仄暗さ"の濃さに違いがあり、この3曲で綺麗な曲のグラデーションが出来ているなあと感じました。この部分ですが、正直この順番でなければ私はここまで印象に残っていなかったと思います。まちがいさがしは出会い、アイネクライネは経過、Pale Blueは別れ。
そうあれだ、起承転結だ!
物語としても綺麗に纏まっている順番で、心大爆発とまではいかなかったにしても、そこそこHP減るやつですよ。こんだけ私の心臓をぐいぐい押し付ける曲をめちゃくちゃ天才的な順番で歌っておいて、今更パプリカで誤魔化されたりしませんよ私は!喜びを数えたら貴方でいっぱい!!!!!ハッ
■宿願
パプリカが終わったらバラードターンは終了。ここからは米津さんも言っていましたが、激しい曲が続きます。
ひまわりは歌うだろうと予測は立っていました。
ええ、それくらいの予測は出来るんですよ私。
アンビリーバーズ、ゴーゴー幽霊船
えーーーーーッッッ!?!?!?!?
それ歌うのーーーーーー!?!?!?!?
(大混乱、突発的な情緒の乱れ)
人生で一度はライブで聴いてみたい曲リストって誰の心にもあると思うんです。勿論私は米津玄師の曲全部聴きたいけれども。でもその中でもアンビリーバーズは絶対聞きたかったんです。というのも、過去に私が行きたかったライブで、チケット全落ちして結局行けなかったものがありまして。その時のアンコールだったかでアンビリーバーズを歌ったという情報を聞いた時に泣いたんですよね。
その日の夜、僕は誓った…。
アンビリーバーズが聴けるまで死ぬ気でライブに行ってやるよ…(血眼)、と。
とりあえずライブ中の2度目の死はここです。
すみませんね、宿願を果たしちゃったもんで。
おい笑うな、真剣な話をしているんだ!
■セトリのやばさ Part2
さあ、終盤です。米津玄師のライブで油断してはいけないということを強く認識させられました。
私ね、爱丽丝を歌った時に「ん?」と思ったんです。誤解されたくないのでめちゃくちゃ前置きさせてもらいますが、私は決して曲と曲を比べて優劣をつけているわけではありません。ていうか私は米津玄師の曲の中でも爱丽丝はトップクラスで好きだし「すべてを明日に任せて踊ろうぜもっと」という歌詞は全歌詞の中で1、2を争うほど好きです。
話を戻します。上記のセトリを見た時に皆さん気づいたかと思われますが、今回なんとLOSERは歌われていないんです。あのLOSERですよ?毎年スタメン入りしてたドラフト候補の超有力選手ですよ?
それに、STRAY SHEEPのリード曲であるカムパネルラも歌われていません。(え、歌われていないよね?)
LOSERやカムパネルラが歌われなかったセトリで爱丽丝は歌うんだなあと思ったわけです。(※爱丽丝はシングル曲じゃないし、mvも無いし…という点で話をしているだけでマジでLOSERやカムパネルラと爱丽丝を天秤にかけている訳じゃないです!ダメ、誤解。No more 誤解)
名探偵メメントの頭の中に1つの説が浮上します。
爱丽丝は米津さんと常田さんがタッグを組んだ曲。新曲KICK BACKと同じですね…。待ってこれ、伏線だったりする…?でも、これからアンコールとかで歌う可能性も無きにしも非ずだし、考えすぎだな。あんまり期待し過ぎたら怖いからやめておこうや…。
ピースサイン
お決まりといえばお決まりの曲。
いつも通りここで銀テが舞い上がります。
あっ私事ですが、人生で初めて米津さんのライブで銀テを獲ることが出来ました。長い銀テを傷つけず持ち帰る方法にお悩みの方は、こちらのツイートを参考にしてみてはいかがしょうか!もっと良い方法があるとは思いますが…。もし知っていたら私にも教えてください!
https://twitter.com/mmntee/status/1582525589910540288?t=azqeZp75wCo74OCi6ALTYg&s=19
銀テはガチャのカプセルに入れれば守れるのだ。毎回言ってるような気がするけど米津玄師のガチャのカプセルまん丸でカワイイ。 pic.twitter.com/p61p2XXFQt
— メメント・モリ(AI) (@mmntee) October 19, 2022
え〜話を戻します。
お決まりの曲とはいえ、先程の爱丽丝の件がありますし、もしかしたら何か意味があるのかも…なんてことは銀テが取れた私が考えているはずもなく、脳内ハッピー花畑となっておりました。
ピースサインを歌い終えた米津玄師「次で最後なんですけど、新曲(KICK BACK)歌わせてもらいます!」
僕「ギャ〜〜〜!!!!!!(大絶叫)(心の中で)」
やっぱ伏線だったんじゃん!!!!!(大号泣)(心の中で)(ここで泣いたら視界がボヤけて勿体ないという気持ちだけで耐え抜く)
待って……。ちょっと冷静に私の思考をまとめてみたんですけど、下記見てもらっていいですか。
爱丽丝(米津玄師×常田大希)
ピースサイン(少年ジャンプのアニメOP曲)
爱丽丝+ピースサイン=KICK BACK(米津玄師×常田大希の少年ジャンプのアニメOP曲)
こういうこと!?!?!?!?!?!?セトリは公式だった!?!?!?!?!?!?!?
3度目の死。流石に耐えられなかった。
こんな綺麗な公式も伏線もライブで経験出来ると思っていなかったし、完全に油断していたから全身にどえらい衝撃が走りましたね…。天才って、曲で人を殴れるんだな…(語弊)
今回私はネタバレ情報無しでライブに行っていて、当然セトリも知りませんでした。KICK BACK生で聴けたら最高じゃあないっすか…。歌ってくれたら嬉しいなあ。でもあんまり期待して歌わなかったら寂しいし…。と、色々考えた結果、歌わない前提で歌ってくれたらラッキーくらいに考えていようと決めました。なので、曲が始まってあのギラギラしたギターの音が聞こえただけで、喜びと興奮で僕の心臓は弾けています。
生で聴くKICK BACK、やはり最高に格好良かった。
米津さんが自撮りしながら歌っていて、その映像がスクリーンに映るんですけど、めちゃやんちゃで最高だった…。
おい、皆まだ生き残っているのか?すげーな。
■アンコール
私のHPゲージはもうミリしか残っていないレッドゾーンでしたが、大好きな死神や心穏やかに包み込んでくれるゆめうつつを聴いて「ああもう終わりなんだなあ」としんみり考えられるくらいには思考回路は復活しました。ゆめうつつは本当に終わりを感じさせますね…。
最後のMC with中ちゃん
相変わらず面白い人だなあ、中ちゃん。
本当に適当なことしか言わないから好感しかない。
中ちゃん適当語録
㊥「今からレクリエーションするんですけど」
米「え?何それ聞いてないけど」
㊥「あっごめん言ってなかったね!」
㊥「この後皆で名駅の金の時計台に集合して、皆でジャンプしながら東京に行こっか」
㊥「ヨネと金のシャチホコ食べたじゃん?」
米「食べ…たっけ?えっちょっと覚えてないけど…」
適当なこと言う中ちゃんに振り回される米津さん、愛しい好き。幼なじみって関係値良。
そんな楽しい中ちゃんのMCも終わり、最後の曲、M八七も歌い終え、ライブは終了……しません!!!
■エンドロール
楽しい時間は本当にあっという間ですね。
すべての曲を歌い終え米津さんがステージ上からいなくなります。これで終わりかと思っていましたが、このライブにはまだ続きがありました。
時を遡り、ライブ開始時の話ですが、とある映像が流れます。それは運転をしているnigiちゃんが地下駐車場に車を停め、エレベーターで地上に上がってくるという映像です。
その映像と同期するようにステージには四角の光が下方から現れ、中から米津さんが現れました。
ライブ終盤時に時を戻します。
上記の始まりとは逆に米津さんがステージを退場する時、四角の光がステージから地下へ下って行きます。そして始まりの時と同じようにnigiちゃんの映像がスクリーンに映ります。エレベーターから降りたnigiちゃんが車に戻り、運転している映像です。サイドスクリーンにその映像が流れ、真ん中の大きなスクリーンにはエンドロールが流れます。そしてバックに流れる曲はETAです。
……いや、エンドロール!?!?!?!?
普通に受け入れていたけど、エンドロールのあるライブって何?
「私達が今まで見ていたのは"ライブ"ではなく、1つの作品だったんだな」
というような声が聞こえた気がしました。
本当に、米津さんったら最後の最後まで心臓をわし掴んでくれるんだから…。(指パッチン)
ETAをセトリに入れるのではなく、エンディング曲として選ぶのが最強よね。
流れるエンドロールを見ながら「終わりだな、寂しいな、ばいばい、また会おうね」そういう小学生以下の年齢で得られるような簡単な感情表現の言葉達が脳内にブワーッて広がって、やっぱ泣きそうでしたね。耐えましたけど。びええ。
職場で流れていた時に「これ米津さんの新曲ですか?いい曲ですね」と後輩に言われたETA。私もそう思う。まじでいい曲。今度は生で歌って。
エンドロールが終われば、本当にライブ終了です。本当に本当に楽しい時間でした。大半死んでいましたけども。
うーん、やはりレポというか、ライブ中に言えなかった私の叫びって感じになりましたね。ライブ前に私は用意するものとして「心臓3つは必要かな」などと言っていましたが、実際は3つでは足りませんでした。次回は4つ用意しようと思います。
ここまで長く拙い文を読んでくれた人はありがとう。お前も次は(も)ライブに行くんだよ!
じゃ。
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