現実から目を背けてねる。 それでも時間はすぎていく。 明日になるのが怖いのに、明日への切符は手にしていて離せない。 ふわふわな夢の世界で生きて行けたらそれで。
電車に揺られながら外を眺めると 夕焼け 青い空に淡いオレンジそれから ふわふわの白い雲 混ぜ合わせて焼いたらきれいなオレンジケーキができるよな なんて 明日の空はなんだろか
一日の気分はアイラインで決まる キリッと上向きか フワッと下向きか きめるのは自分次第 さあアイラインを引こう
おちてくる瞼をぐいっとあげて ぽちぽち触るスマホ 何が楽しいのか考える暇もなく ぽちぽちぽちぽち 知らぬ間に下までおちた瞼は ゆっくりと夢の世界へといざなってくれる
つあなたの体をふわっと包む あなたも私をぎゅっとした 私のことが好きかもなんて 自意識過剰かしら
ぽかぽか日和と思ったら しゅるりと寒くなる さくらも騙されて 私も騙された ふわりくらりとたちくらみ ぐっと堪えて踏み締め歩く
じんじん じんじんと 切った傷口が痛む 痛む傷口が今日の頑張りを讃えてくれている ありがとう でもいたいいたい
ゆっくりのんで 駅までの夜を歩いた エスカレーターでふわふわと 空まで飛んでいく
にゃおんと鳴かれて 要望に答えるロボットになる こんなにかわいい権力者には逆らえない
はながじゅびじゅびで カラオケだって楽しめない こんなに好きだったことに できないことで気づくんだ
ぼろぼろな自転車に20分乗った 足がだるい 運動不足かな ホッと一息つきたい だけどつけない 鼓舞して動かす これがおとなか
ポジティブに生きようと思うのは ネガティブだから ちょっとぐらいネガティブがいいって思うのは ネガティブだから でもネガティブだから 春の日差しに文句をつけても 土砂降りの雨には肯定をあげるよ
駅で隣に座った人のお尻の下には虫が死んでいる。 踏まないように避けたから死んだのか 元からその子の運命だったか