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アンメット 2話

電車のドア付近にもたれかかりながらスマホで観ていて、泣きそうになってしまった。変なやつになるところだった。

努力できる人間で、努力で自分の人生を切り拓いてきていて、そこを皆に認められている亮介くんが、自分の根幹にあるその信念や価値観を揺るがされながら少しずつ、前向きさを取り戻す物語だったと感じた。
努力でどうにもならない事実を突きつけられて、大好きなものと離れなければならなくて。その事実を頭だけでなく心でも理解してしまった時、どれだけ辛かっただろう。
どうにもならない事実と毎日向き合い、自分の事実について覚悟を決める過程を経験する川内先生は、苦悩する亮介くんに動揺することなくただ彼を受け止めている。杉咲花さんの表情が、「覚悟を決めた人」のそれでもあり、「現在進行形で自分と向き合っている人」のそれでもあるのが印象的だった。
絶望することなく、自分ができることを精一杯行った亮介くんと、彼を全面的に信頼したチームメイトの姿に心を打たれて、もう少しで電車内の不審者になるところだった。

三瓶先生の川内先生への信頼感。信じるって愛がないとできないというか、大事な人じゃないとできないことだよね、そうか、と思った。
全ての台詞が、「あなたは僕の大事な人です」と言っているような気がして、でも「気づいてください」ほどの強さじゃなくて、ただ川内先生の望みを叶えたいという一途な感情が伝わってくる気がした。三瓶先生の落ち着いた口調が、より彼の葛藤を想起させて、なんだか三瓶先生の沼におちそうになった。
私は大迫先生推しですが…。

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