猿若祭二月大歌舞伎 連獅子

二月大歌舞伎の「連獅子」の観劇メモです。


能の「石橋」を元にした作品

能や狂言が背景の作品は、能舞台をイメージした舞台構成になっている。
(揚幕、舞台正面の一本松、切り戸口、お囃子など…)
ちなみに謡や鳴り物は、謡7、三味線7、太鼓1、大鼓1、小鼓4、笛1の構成。
連獅子の豪華な演出も魅力。


連獅子のあらすじ

観劇後に読み返すと、舞踊の節々にこういうことだったのかと思う部分が多い。
親獅子が子獅子を谷底に落とす場面で花道を上手く使って表現している。
2人の僧が言い争いをしていたが、法華宗と浄土宗の違いについてだったのか、狂言に似ている構成で笑い易い(面白い部分がわかりやすい)。

勘九郎さん&長三郎さんの親子で演出

長三郎さん、舞台上で観るととても小さく見えたと思ったら、まだ10歳なのか…
体重が足りず体全体で両足を使って、やっと成人の片足の足拍子くらいの音量なのもひどく可愛かった。
もちろん親子2人の毛振りは拍手喝采だった。


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