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美鈴めぐり 第3回 珈琲焙煎工房「函館美鈴」(浜田山店)

百瀬美鈴が自分の名前である「美鈴」にちなんだ場所やお店などを訪れる「美鈴めぐり」。第3回は、珈琲焙煎工房の「函館美鈴」を取り上げます。都内でも函館美鈴の珈琲の味を楽しめる、浜田山店を訪れました。

京王井の頭線の浜田山駅を出るとすぐに、浜田山の商店街があります。その一角にあるのが「函館美鈴」浜田山店です。少しレトロな店構えと、古い看板が目印。晴れていれば、店先のベンチで珈琲をいただくこともできます。

函館美鈴は珈琲焙煎工房という名のとおり、珈琲が生豆の状態で販売されています。生豆を購入してから焙煎するため、香りや鮮度の高い珈琲を手に入れられるというのが特筆すべき点でしょう。

こうした珈琲へのこだわりは、1932年創業という老舗ならではと言えます。焙煎した珈琲豆を卸す「鈴木商店」としてはじまった珈琲屋は、1946年、直営の喫茶店「美鈴」を開業。それから約70年にわたって、珈琲を提供し続けています。珈琲のおいしさを、知り尽くしているわけです。

生豆の珈琲というのが、とても驚きでした。少し青くさい香りがするんです。植物の豆なんだなと感じます。その豆を選んだら、焙煎機を使って焙煎します。熱風を当てて焙煎するもので、このくらいコンパクトなタイプのものはなかなかないのだとか。焙煎機に豆を入れて焙煎をスタートすると、どんどんと珈琲豆が焦げ茶色の珈琲色になっていきます。250度の熱風で3分ほど焙煎したあと、風で一気に冷やします。焙煎後の珈琲豆は、ものすごく高温になります。そのため、一気に冷やさないと、豆自身の熱で焼きが進んでしまうのだとか。焙煎が終わったら、珈琲豆を挽いて珈琲を入れるのですが、ほんとにスッキリとして飲みやすく、芳醇な香りの一杯でした。

気になる「美鈴」という名前ですが、これは喫茶店を開業する際に一般から公募し、決めた名前だとのことです。1946年から「美鈴」という名前を使っているんですね。

函館美鈴は北海道を中心に展開しているため、その味を都内近郊で楽しめるのは3店舗のみ。この浜田山店と石神井公園店と大宮店となっています。珈琲を生豆から選んで焙煎し、持ち帰って新鮮な状態でし楽しめる函館美鈴。一杯の珈琲の時間が、より充実したものになるでしょう。


珈琲焙煎工房「函館美鈴」(浜田山店)

東京都杉並区浜田山3-32-2 小野ビル1F

TEL:03-5317-4571

営業時間:10時~19時半

http://www.misuzucoffee.com/


百瀬美鈴

アイドルグループ「ヤンチャン学園 音楽部」所属。グラビアなどでも活躍中

公式Twitter https://twitter.com/missu_3

公式Facebook https://www.facebook.com/mmmmss330


写真/西村一光

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