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冬の3Dプリンター出力備忘録

ワンフェス2024冬が終わりました!
ブースにお越しいただいた方、ご購入いただいた方ありがとうございました!!
WF終わってからは、友達と遊んだり部屋の片付けをやったりのんびり過ごしておりました。
作りたいものはたくさんあるけど、他にやりたい事も色々あるので制作はまだしばらく休憩…

初めての冬場の3Dプリンター出力をなんとか乗り越えたので、忘れないように備忘録を書きます!
今回も事故失敗等等色々あった…泣き笑い

◇レジン温度
早々にぶち当たりました。
ドライヤーで温めたくらいでは全然温度が上がらないため、
「レジンバットから毎回レジンを全て出す」「適温まで温めて戻す」が必要でした。
(レジンバットを温める方法もあるようですが、電子回路?とか触るの絶対無理なので断念)
結果、
ステンレスカップにレジンを戻す&継ぎ足し、カップウォーマーで32度まで上げてレジンバットに戻す
で安定しました。

カップウォーマー
ダイソーで購入。

ステンレスカップ
これではないですがキャンプ用品売り場にあります。レジンの量を考えると400mlはあった方がいい。
このカップにレジンを入れて、ハロゲンヒーターの前にセットし、カップウォーマーに乗せて混ぜ混ぜすること30分で12度→32度まで上げます!
これが夏場には必要のない時間…😇

温度計
温度はしっかり測りたかったのでタニタのもので!

結構悩みものだったのが、レジンバットからカップに戻す方法。
レジンバット、結構重いので片手で支えながら片手でシリコンベラでレジンをかき落とす…という作業が結構キツい(レジンバットの重みがプリンターによるのかは不明…)
なんとかレジンバットを支える何かが欲しい!!
という時に役立ったワイヤーダストラック。

ワイヤーダストラック

普通にゴミ袋用に買っていたこれ。下にステンレスカップを起き、レジンバットを上に置いてワイヤーを支えにレジンをかき落とす!
(図解しないと絶対分からないけど備忘録なのでOK!!笑)
レジンの量が多いとフチからこぼします。最後の最後に盛大にこぼしました😇

◇プリンター周辺温度
部屋の都合上、3Dプリンターを置いている部屋にはエアコンがない&普段自分も居ない(仕事部屋じゃない)ので、3Dプリンター周辺だけ温めることを考えました。

パネルヒーター
先人方の情報を調べたところ、タイマー機能が短すぎて途中で切れて失敗…という例も見かけたので、絶対に9時間タイマー付きが必要と判断しました。
今回は一番長い出力で8時間だったのでばっちりでした!

温度計
こちらも安定のタニタで

使用方法は、
・3面をパネルで覆う
・空いてる1面はプリンター購入時に入ってた梱包用のでか分厚い発泡スチロールで覆う(捨てなくてよかった!!!!)
・パネルの2面をさらに発泡スチロールで覆う
・この囲いの中に温度計を入れておく
・上から防災用のアルミ付きの布で覆う
・開始前に20度まで上げる
・出力中は20〜25度を保つ(排熱で勝手に5度くらい上がる)

出力中は囲いで何も見えません。お加減いかがですかとたまに囲いの中をそっと覗いて生存確認してました。

レジン温度は32度!周辺温度は20〜25度!
これで個人的にいける数値でした!レジンは物によると思うので参考までに…!


◇出力後の処理
盲点だったのが出力物が冷えて硬くなってるいること。
「プラットフォームから剥がしにくい場合はお湯をかければOK」という情報は前から知ってたので行っていましたが、サポートを外す時も必要でした。

8時間掛かって最後に割るな……

マントで一番繊細な首元の部分のサポートを外す時に割れて崩れ落ちる…
これはサポートも温めなくてはいけないと気づき、お湯で温めて柔らかくしてからサポートを外すようにしました。
(私が使ってるレジンが原因かもしれないのでなんともですが…)


ひとまずこんな感じで、WF冬に向けた量産を終えたのでした。キツかった…😂
もう今後は10個を超えるような量産はしないつもりなのと、冬場も出力は避けたいので、年間通してうまくやっていけたらと思います!
暑いのも嫌だけど早く暖かくなってほしい…🌸

以上!
余談で、出力が終わったあと自分をパネルヒーターで温めたらめっっっっちゃ優しく温まることが出来たのでパネルヒーターおすすめです…🥹

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