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暗すぎる田んぼ道にて絶望スタートを切ってから4年

6/19、私が静岡県に引っ越してきた日。

4年前は雨だった。2020年の梅雨はと〜っても長くて、家から富士山が見えるのを知ったのは1ヶ月後だった。

引越し当日、地元名古屋を出たのは夕方。夏至が近い日ではあったけど、雨のせいでもう薄暗い。

流行病のドタバタのせいで、もう準備ができてるんだかできてないんだかよくわからないまま、引越し当日を迎えて、まったくもって実感がわかないまま、私は静岡県へ出荷されていった。

20時頃、もうすぐ新居に辿り着く手前、暗闇へ車が進んでいく。もう本当に、何も見えない。ヘッドライトはもちろんつけているけど、文字通り、一寸先は闇だった。どうやら田んぼ道っぽい。電灯もかろうじてあるけれど、ただ真下の道をぽつんと照らしているだけだった。

そこで初めて、あ、ヤバい、私これからここで生きていくんだ、と理解。

私は自他共に認める街っ子で、地元の友達の中でも都会っ子オブ都会っ子だった。夜23時になっても街は明るく、うるせ〜大人たちがウロウロしているようなところから近い場所に住んでいた。

そんな生活から一変、急にこんな暗闇に連れて行かれて、私は生きていけるんだろうか。不安だった。

そんな日から4年。昨日の大雨から打って変わって本日は快晴。もう19時だけど、まだ外は明るい。

あの日から2年くらいはホームシックでしくしく泣いていたけど、やっと、今の家が自分の家だと実感できるようになった。

4年か〜長かったような、短かったような。最初はド田舎生活に慣れなくて大変だったけど、やっと、今の生活が自分に馴染んできた。

今週の牡牛座は断捨離をすると良いらしい。引越しの際、いるかいらんかわからんものまでとりあえず持ってきてしまっていたものがたくさんある。ちょうど最近、家の不要物の断捨離をしていたところだから、改めて気合を入れようとおもう。

5年目もいくぜ〜。

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