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#2 ぼくのかえりみち

今回は、おすすめの絵本を紹介します。
その作品は、
ひがし ちからさん作
『ぼくのかえりみち』

主人公のそらくんは、学校からの帰り道、
あるミッションを自分に課すことを思いつきます。
『きょうは、このしろいせんのうえをあるいてかえろう。』
そう呟いたそらくんは、白い線の上を歩いて下校します。
途中、さまざまなハプニングにも負けず、
そらくんは、家の前まで着きますが…
なんと、白い線が家までの途中でなくなってしまっているのです。
動けなくなったそらくんは、ある方法で無事、帰宅することができます。
最後に心がふっと暖かくなるお話です。

この本との出会いは、図書館でのこと。
以前から絵本に興味があって面白そうなものはないかと
地元の図書館の児童書コーナーを歩いていると目に飛び込んできたのが、
この『ぼくのかえりみち』でした。

絵のタッチに親しみを持ち、手にとって読んでいくと共感の嵐。
小学生のころ、そらくんと同じ遊びをしながら登下校していました。
なんなら、横断歩道で白線から落ちないで渡り切るチャレンジは、
大人になってもやっていました。笑
(男子小学生のあるあるではないでしょうか?笑)
なんと言ってもラストシーンは、ほんわかと心があたたまります。

もしも子供たちに読み聞かせをするなら、
『この遊びやったことある?』
『どうやって最後、家に帰ったんだろう?』
などと、子供たちに問いかけて一緒に考えてみると面白いかもしれません。

『大人にもなって絵本なんて…』
と思っている方にこそ、童心を思い出す素敵な絵本です。
ぜひ、読んでみてはいかがでしょうか?

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