幸せとは
人が抱える問題の多くは
人間関係に関する問題だと
心理学者のアドラー氏はいう
車内広告でどこかの中学の入試問題を
見かけた
幸せについての記述
自己充実と他者との交流の喜び
他者からの承認に対する喜び
という観点での記述
何か違うな と思った
この観点で記述された幸せは
他人から見た幸せだ
他人から見れば
自己充実していて、
友人が多く、
人から能力や存在を認められている人は
幸せそうに見えるだろう
ただ 人が抱える問題の多くは
人間関係に関するものだ
つまり 他人から見て幸せそうでも
本人は多くの問題を抱えているかもしれない
幸せとは 客観的なものでなく
実は もっと主観的なものだと思う
幸せそうに見える家族が
当人たちにとって
窮屈な関係であることも想像される
人が実感できる幸せとは
もっと瞬間的なものだと思う
例えば 疲れ切って眠る時の
柔らかい毛布の感触とか
どうしようもなく眠い時の
たった5分の熟睡とか
やっと一息ついた時の
一杯のコーヒーとか
幸せとは
忙しさや困難な状況の中で出会う
一筋の光の瞬間だと思う
これこそ幸せのカタチだと
リア充気取って人からの羨望を集めることは
むしろ 自分を殺しているようなものだ
一杯のコーヒー
柔らかい毛布
あの人の一瞬の笑顔
モフモフの子犬の感触
幸せは一人一人違う
敢えて幸せを定義しなければならない
としたら
心が安らぐその瞬間
それを知っている人は大丈夫
そんな高価なものじゃない
幸せは求めるものじゃなくて
時々訪れるものだ
それでも
もし お手軽に幸せになりたいなら
お腹が空いた時に
少しだけ美味しいものを食べよう
きっと 幸せな気持ちになれる
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