育ちの良さ

あの人は育ちがいいと
どんな時に人は感じるだろうか

吉本ばななのキッチンという小説の中に
料理教室で先生の助手をしている主人公が
あの人は育ちがいいと思っている人がいる

「彼女は おたま一つとってあげただけでも
“ありがとう” と言う 」

この一節は 腑に落ちた

日常の中で 育ちがいいと感じる人は
こんな人

ありがとう が 言える人
綺麗に食事が できる人
人を差別しない人


育ちの良さは 親の資産や職業とは関係ない
人を見下すような 人間に育てられれば
小さな子供も 理由なく人を見下すようになる

育ちの良さとは どんな親に育てられたか
それは 貧富の差とは 直接関係ない

良識ある親に育てられれば
子供は 挨拶ができる子になる
ありがとうが 言える子になる
人を 無闇に見下したりはしない

裕福な家庭で育ちながら
心が貧しい人もいる

金銭的には恵まれなくても
心が豊かな人もいる

どんな環境で育っても
嫌いな人を反面教師にしながら
より良く育つ人もいる

誰かに教えられたわけではなくても
その人生の中で 出会った人から
学び続けることで より良く成長する人がいる

そんな人は まさに 育てられ方でなく
育ち方がいい人だ

自らの力で 育ってきている

雑草のように 逞しく
けれど いつも 太陽の方を向く事を
忘れない

自分の思い通りにならないからと
無闇に人を陥れたり
人を蔑むことででしか
自分を優位に思えない人達に
出会うと

育ちが悪いと感じる

人の品格とは その人の生き方そのものだ

常に 周囲の人から ジャッジされている事を
忘れない方がいい

たった今 あなたが言ったその一言
いつか 自分に返ってくる
良いことも 悪いことも

Keep up your good words.

それは いくつになっても 育ち方を決めている

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