舞台アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院「白きレジスタンス 真実の刃」初演→再演変更点まとめ

 本記事は舞台『アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院 白きレジスタンス 真実の刃』の初演から今回の再演で変更された部分をまとめた記事になります。再演版をまだ見ていないかたはネタバレがあります。要注意。これから初演版DVDと見比べるという人にとってもネタバレになる要素があります。これまた要注意。
 ハコの大きさの違いなどからの立ち位置の違いなどは気にせず、あくまでの脚本レベルでの大きな変更点をまとめたものになります。

「泉・ローザ・莉奈!」~OPまで

・「泉・ローザ・莉奈!」のところは初演では台詞のないキャラ含めて全員揃っていた。
・前回のおさらいである「俺の母さんは殺されたんだ!」のリフレイン、初演では聖恋が既にアイアンサイドジャケットを着ていた。再演では約束の行方の内容と同じく聖恋はジャケットを着ていない状態。

歌舞伎町にケイブ発生~戦闘

・OP前からOP後に変更
・初演ではテンプルレギオンの指名シーンがあった。指名された幸恵、いちか、永遠、聖恋、来夢、百合亜がこれを拒否してアイアンサイドとして出撃する
・真壁先生のCHARMがダインスレイフカービンからブリューナク(白井夢結のやつ)に変更
・初演では8人状態のテンプルレギオンに真壁先生が加勢したことで日葵様が即「ポジションについて!」でノインヴェルト戦術開始だが、再演では真壁先生につけるポジションを確認・日葵が指示するところが追加
・初演ではOP前に日葵と幸恵それぞれの独白のあとにアイアンサイドの現メンバーがCHARMを円陣で掲げるかっこいいシーンがあった。是非初演DVDも見てね。

1年・2年生合同訓練

・「学院がアイアンサイドを認めてくれれば!」が来夢から聖恋の台詞に。初演にあった聖恋の「百合ヶ丘女学院には複数のレギオンがあって~」という台詞はカット
・初演では花蓮は合同訓練受けていいと教導官に言われて困惑し、渚に戦力として認められていないからと教えられる流れだった
・初演では来夢&聖恋が訓練場を探している間にこころ&芽衣、佳世&つぐみ(駆け足、模擬ヒュージ戦)が4人で楽しく訓練している様子が描かれた。ここで芽衣がこころのスピードについていけるようになっている話が出て縮地に覚醒するかも?と目されていた。
・初演だと小阪先生が案内した試験場で幸恵様の新CHARMフィエルボアの紹介があった。学院から試験使用を依頼されたCHARMという設定。再演ではシュベスターの祈りで麻嶺制作のCHARMとして既に登場していたのでカット。シャルルマーニュ改は真実の刃・初演時点ではかなり大振りだった。
・訓練場探しのあと初演では渚といちか二人だけで花蓮について話し合う(渚がいちかに花蓮の訓練を見てあげたらと提案するが、花蓮がレアスキルに覚醒するためには渚に見てもらったほうがいいと断る)シーンがあった。風音も一瞬出てくる。再演では完全に新規シーンになり渚と花蓮が訓練を終える→いちかと風音の訓練~おメダイ交換回想が新たに追加された

こころたちによる潜入調査

・初演ではこころ芽衣佳世が調査依頼を請ける前に永遠と思思がアイアンサイドで訓練を締め出されたのが幸恵来夢聖恋の3名だけであること、学院の狙いは幸恵の心を折ることだろうと話し合うシーンがあったがカット。
・妊婦にヒュージ細胞を入れて胎児への影響を調べる研究について初演では佳世のコメントが「他にも対象がいるかもしれませんね」で終わりだった。再演ではまだ可能性の段階でしかない来夢のことを言いかけて止めるところが追加された。
・初演では岸本教授がGEHENAで行っていた研究が「自然環境を取り戻すための研究(ただし来夢も研究内容を見たことがない)」という話が出ていた
・初演ではこころ&芽衣&佳世が調査に行ってくると捌けたあと、百合亜がこころに返してもらった札束をもう一回聖恋に渡し、聖恋が困惑しながら捌ける流れだった。
・来夢たちの肩を持っている小阪先生を取手先生が詰問する会話シーンがあったが再演ではカット。代わりに取手先生が真壁先生にナイフを渡して指示をしているシーンが追加。
・特別情報管理室でこころ達を襲撃する真壁先生の武器がこころから奪ったグングニルカービンから謎ナイフ(御台場TBOで檀先生が使っていたやつ)に変更。初演ではこころの腕を軽く斬りつけるだけだった。足をズタズタにするのは再演版での大きな変更。
・こころを助けるために真壁先生と戦う芽衣殿のシーンは初演版から大幅に台詞が追加されている。
・真壁先生の豹変ぶりは再演版での大きな変更点。
・ド修羅場の部屋に来た小阪先生、初演では丸腰で偶然立ち寄った風情で真壁先生も「からかっただけ」で終わって去っていた。再演ではグングニル持って完全に臨戦態勢で生徒を助けに来た小阪先生に変わっている。激アツ。

聖恋と来夢を狙ったケイブ

・こころ達の処理に失敗したあと真壁先生と取手先生が次のケイブは聖恋と来夢を狙うと明言するやり取りが追加。
・ヒュージの群れに追われる来夢と聖恋が二人がかりでラージ級を一体倒す描写が再演で追加された。二人の成長が分かるようになっていて好きな追加要素。
・戦闘後ゼノパラに覚醒した芽衣を祝う1年生組のシーン、花蓮が「リリィ辞めてアーセナルになろっかな」と言う前に初演ではのの花に「私、応援団長になろうかしら」ってセリフがあった
・幸恵と百合亜の会話「聖恋と来夢を助けてくれてありがとう」の前にあった「ケガは大丈夫?」「私には意味のない質問よ」「ケガは治っても、痛みは残るでしょう?」というやり取りが再演ではカット

泉先生の部屋に侵入~新宿御苑へのケイブ発生

・泉先生の部屋に侵入する5人、物音を立てたことを怒られるやり取りと聖恋の「スイマセン…」は再演で追加された
・泉先生の部屋に閉じ込められた来夢聖恋佳世を助けに行くメンバー、初演では幸恵&百合亜&つぐみ(と案内役のこころ)を日葵が行くように促したあとに花蓮が自ら立候補して一緒についていく流れだった。ここで花蓮が立候補した理由が個人的に好き。
・救出メンバーを除いたテンプルレギオン&アイサンサイドによるノインヴェルト戦術、初演ではステージの狭さもあってシンプルにパス回し(魔法球持ってない他のメンバーが露払いをしている)のみだった。再演でキャラごとに台詞や殺陣が大幅に追加。芽衣は特に忍者らしい振り付けが大量にあるので初演よりかなり目立つ。
・風音と戦いに向かういちか渚に永遠が「朝妃と花蓮は心配するな~」という台詞が追加

帰ってきた泉先生

・泉先生のCHARMが初演のダインスレイフカービンからティルフィング(舞台で鶴紗が使用していたもの)に変更
・のの花劇場の「これが完結編?」メタ台詞は再演で追加

来夢たちが日葵隊長と合流~レアスキル覚醒

・風音が改造されて現れたことについて日葵「私も不当な強化実験は許さない」は再演で追加。イルマ女子のオマージュ要素か
・日葵の「私立ルドビコ女学院!出撃!」は再演で追加された
・花蓮のレアスキル覚醒、初演では花蓮が自分以外のメンバーが全滅する幻覚らしきものを見ていた。イマジナリー風音との会話も風音と花蓮が離れた位置で客席に向けて喋っていたが再演では顔を合わせた会話にに変更されている
・花蓮覚醒後のノインヴェルト戦術、のの花応援団長のレアスキル説明が初演では参加メンバーほぼ全員分あったが再演ではつぐみなどの一部キャラに留まっている。代わり来夢聖恋幸恵日葵以外のキャラにもパスを受け取ったときの台詞が追加
・再演では聖恋のこの世の理に合わせて百合亜がサブスキルwhole orderを発動して二人でヒュージを撃退する様子が追加された
・聖恋→花蓮のパス時「待たせやがって…!」の台詞は再演で追加されたもの。激アツ…!

取手先生たちの強襲

・取手先生のCHARMがダインスレイフカービンからダインスレイフ(LoGで純、TFGで御前が使っていたマギコアの持ち手部分がないやつ)に変更
・ヒュージの襲撃で校舎に火の手が上がる描写が再演で追加。初演では教導官少なくとも3名ほど死んだけどルド女崩壊したか?って感じだったが明確にルド女が崩壊したと分かるようになった。対ヒュージ障壁などの機能が停止しているなど念入りに学院がぶっ壊れている。
・初演ではノインヴェルト戦術に参加したメンバーがそのまま教導官たちとの戦闘でも残って戦う流れだったが、再演では上述の校舎被害の避難誘導のために来夢・聖恋・幸恵・百合亜・日葵以外のメンバーが分かれる形になった。このため再演版は舞台上に残ったキャラがかなり少ない。
・教導官4人の殺陣が再演でかなり追加。初演では取手先生と真壁先生を殺害したのはどちらも泉先生だった。再演では取手先生がヘリオスフィアで泉先生の攻撃を防いだりしている。二人にとどめを刺したのも小阪先生に。

最終決戦

・海堂先生殺害の犯人が小阪先生と明言される。初演では地味にボカされていた
・小阪先生(in天宮教授)の設定が大幅に変更。初演では天宮教授の脳を小阪先生に移植していた。再演では御台場の稲葉檀先生のように特殊な技術で精神体を小阪先生に憑依させた存在に変更させている。初演の設定がかなり独特で、脳を移植した割に小阪先生の人格があるような描写だった。
・天宮教授の射撃から来夢を守るヒュージの描写はカット。
・再演では天宮教授が来夢のレアスキルについて「ラプラスに進化すれば」という台詞が追加
・来夢が操ったギガント級の攻撃、初演では小阪先生に全てクリーンヒットして一度ダウンを奪っていたが再演では全て回避される。再演では当てるために聖恋がどんな無茶をしたかはご覧の通り。
・来夢が操ったギガント級の処理方法。初演では魔法球を持っている来夢がそのままフィニッシュショットを撃ったが再演では瀕死の聖恋に動揺する来夢から日葵の指示でマギスフィアを貰った幸恵から日葵に魔法球が渡りフィニッシュショットを日葵が撃つ。日葵によるフィニッシュショットはこれが初。
・小阪先生との決着も大幅変更。初演ではギガント級の攻撃を受けても起き上がり、来夢が捨て身で決着をつけようとするが近づこうとしたところで幸恵が止め、小阪先生の身体が大量のマギに耐えきれずに爆発する…という終わり。再演での小阪先生vs来夢の殺陣→幸恵が間に入ってとどめを刺す流れは完全新規追加。

エピローグ

・日葵と幸恵の会話、初演の日葵はテンプルレギオンに変わる新レギオンを組織するという話をしているが再演ではテンプルレギオンの名前を守って戦い続けるという内容に変わっている。
・初演では日葵と幸恵の最後の会話のあとにのの花が応援団の旗を手に悲しんだり1年生2年生3年生それぞれの会話シーン、いちか花蓮などが「自分たちを助けてくれた小阪先生はどこまで本気だったのか」を話す印象的なシーンがあったが丸々カット。2年生の会話は佳世がアイアンサイド合流を表明する内容でもあった。
・幸恵が来夢に「死のうとしたの?」とお説教するところで来夢の頬をビンタしていたが再演ではなくなった。
・最後のセリフは初演では幸恵の「未来お姉様に誓って!」だった。再演は最後のセリフは全て来夢に委ねられた。
・最後のリリィデイズ、初演の泉先生は黒服のままだった。再演では小阪先生の墓前で祈るシーンのあとにシスター服に早着替えをしている。すげえ!

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