貧困時代

今日、ご飯があるだけで十分だった。

それがカップラーメンだとしても、最高だった。
ファーストフードでもご馳走だった。

毎週金曜日。
お母さんはマックを家族分買ってきた。
それでみんなでクレヨンしんちゃんを観た。

この時間が本当に幸せだった。
一生続けばいいと思った。


巷では、何に毒が入ってるだとか、有機野菜が身体に良いだとか、よく聞く。

でもそんなのはね、選べる権利があるからこそ成立するものだと思うんだ。

そんな権利もないところで生きている人もいるんだよ。

資本主義の最下層。

これより下がありますか…?

きっとある。それはもう家族ではないだろう。




「愛はお金では買えない」




確かにそうだ。一理あります。

でもお金を払ってでも、つかの間の至福に浸りたいときもあったんだね。

ずっとやりたい放題やって、表の体裁はきちんと整える。

そのツケが最後に回ってきたのは、私だよ。

その原因が自分がつくってるとまで気が回らない想像力の欠如が、愚かで、心底見下していた。

でも理解した。
やりたい放題ではなく、死に物狂いで、この社会に適応しようとしてたんだね。

かっこよくて、大好きで、大嫌いだった。

私のすきなもの、買ってくれて、泣いている時は慰めてくれて、うれしかった。


そして愛とは何か、わからず生きていた。

お金がなければ、そもそも何もできないんだ。

お金がなければ、両親は喧嘩するんだ。

あまりにも不幸で、同情してしまった。

借金の保証人にはならないよ、これは両親から学んだ大切なことです。


でも痛かったな。

なんで私が殴られるんだろう。
なんで私を産まなければ良かったと、そんなこと言えるんだろう。

あなたたちが将来のことも考えず、勝手に産んだんじゃないか。

でも、いいよ。もう大丈夫。
本当に一番辛かったのは、私じゃない。

まさかこんなことになるなんて、と思ってたんだろうな。
本当に辛かったね。そしてお疲れさま。

私のために離婚しないでくれてありがとう。
私はずっと愛されていた。

受け止めたよ。
これ以上の学びは学校では教えてくれない。

本当にありがとう。
この体験がなければ、ここまで来ることは出来なかった。

そして昇華させるんだ。

もう負のカルマは私が断ち切る。

シルバニアファミリー赤い屋根の大きなお家


終わった〜!!のか…?
やり切ったよな!?まだあるんか!?
あ''!?🤜🤛 24歳ッ!!


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