4/16日中国スタートアップ勉強会
対戦ゲーム用アプリからコミュニケーションプラットフォームへ 「TT語音」の展望
・「TT語音」は、モバイルゲーム分野に特化し、プレイヤー同士の繋がりを作ることで、ゲームのパートナーや仲間が見つからないという悩みを解決することを目指していて、現在のデイリーアクティブユーザー数は200万人を超える。
・TT語音は、ボイスチャットアプリとして一定のユーザー数を獲得した後、「音声」を生かしたライブ配信等の機能を多数追加し、徐々に総合的なコミュニケーションプラットフォームとして成長していった。
・創業者兼CEOの宋克氏によれば、コミュニケーションプラットフォーム機能を強化した後のプロモーションが大きく寄与したという。
・今ではエンタメ分野が売上の80%を占めている。
初期ユーザーの獲得から現在のサービスまでに徐々にユーザーを育てていることで、サービスと一緒にユーザーも成長させるのが重要だと学んだ。
迷惑電話を撃退せよ AIが電話対応する「智電助理」
・「智電助理」はWeChatで公式アカウントをフォローし料金を支払うだけでサービスを利用でき、電話に出られないときや出たくないときにAIが代わりに対応して、通話内容をWeChatで送ってくれる。
・リリース間近とされるアリババの「二哈」もよく似た仕組みだが、智電助理は通話内容を使用頻度の高いWeChatの公式アカウントに送ることで差別化を図っている。
・将来的には有料のアイドル音声パックや個人のオーダーメード音声パックを販売する。
・リリースから1カ月ほどで、WeChatの公式アカウントはフォロワー数4000人以上となり、毎日100~300人増加している。
・費用は1カ月9.9元(約165円)、3カ月29元(約480円)、1年99元(約1650円)の定額制で、7割のユーザーが1カ月払いを選択しているという。
中国版WhatsuppのWechatに送ることで、ユーザーが智電助理を選ぶ理由が明確になっている。
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