要精密検査
2024年1月に人間ドックを受けた。2年ごとのルーティーンで特に何とも思っていなかった。本当は2023年11月に受ける予定だったが、前日からの嘔吐と体のだるさで断念した。決まっていることは何としても守る精神で行こうとしたけど、体に止められた。動けないほどの体調不良にして。そうしないとわたしは止まらない。いや、止まれない。
11月の予定をキャンセルすると、次は早くて2ヶ月後って、どれだけ混んでいるのだろうか。気を取り直して1月は無事に行けた。ある検査の時に、何回かやり直しして思ったより時間がかかって、ちょっとだけ気になった。検査する人が新人さんで慣れていないのかなくらいに思っていた。ひと通り検査が終わって家に帰った。
それから3週間後、結果が届いた。自覚症状もあり、病院受診している項目を除いて、いつも通りだろうと思っていた。そんな中、とある検査で要精密検査となっていた。初めて見る文字にドキドキが止まらなくなった。検査の時のことを思い出して、繋がった。だから時間がかかっていたのか。異常があったからかと。その検査は乳がん検診。カテゴリー3と書いてあった。これまた初めて聞く言葉に戸惑いを隠しきれなかった。ネットで検索すると、「良性と思われるが、がんを否定できない」という言葉が出てきた。どっちなんだ?と思いながらも可能性が高いのは良性の方なんだと思ったら、ちょっとだけ安心した。
ここまで一人で調べて、夜勤中の夫にLINEした。検査結果を伝えて、ネット情報を伝えて、きっと大丈夫と。「早めに病院に行こう」と返事がきた。なんかほっとした。この頃は引越しをするために物件を探していたから、そのやり取りで気が紛れた。
そして3日後にクリニックで精密検査を受けることにした。
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