精密検査の結果

2024年2月初旬にクリニックで精密検査を受けた。細胞診という、病変部(しこり)に針を刺して細胞を採取する検査。わたしのしこりは数ミリで、「この検査で取れちゃうんじゃないか」と言われた。そんなことはなかったけど。小さすぎて針を刺すのも難しいらしく、念のため2回やった。注射が得意でないわたしだけど、思ったより痛みは感じなかった。

結果は4日後。大丈夫と思っていたわたしは仕事の終わり1時間を休んで、帰りにふらっと立ち寄った。そこで先生に「うーん、良くないねー。初期の乳がんの可能性が高いね。病院紹介するから、そこで詳しい検査してもらってね。」と言われ、がんと上手に向き合うためにという冊子を目の前に置かれた。「早期発見で命に関わるものじゃないから安心して。帰ってから読んでみてね。」とだけ言われて先生は次の患者さんのもとへ行った。この間、ほんの数分。全然受け入れられなかった。

すごく雑な扱いを受けた気がしたけど、こんなものなのかな。初めてのことだからわからない。だけどわたしは傷ついた。やりようのない気持ちが湧いてきた。

その後、看護師さんと話をしたけど、何を話したかは覚えていない。夕方遅かったため、紹介先の病院への問い合わせは次の日となった。この日も夫は夜勤だったのでLINEで伝えた。次の日、夫と一緒にクリニックに行って、引越し先から通える病院の紹介状を書いてもらってその日は終わり。仕事に行く予定だったけど、突然いろんなことが動き出して、混乱。気持ちもついていっていなくて、休んだ。自分に無理のない選択ができて良かった。

思ってもいないことが起きた時、人は動揺する。
身をもって感じた。

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