絶望を感じた日

紹介してもらった病院の初診が3月末に決まった。この時、2月初旬だったから、2ヶ月近く先になる。わたしは不安でいっぱいだった。この間に病気が進行したら…だけど、引越しの予定もあるからそれが終わってからでちょうどいいかも。どっちも思っていた。そんな時に、「そんな先になるなら別の病院でみてもらうのもいいんじゃない?」とアドバイスをもらった。わたしは揺らいだ。夫に相談すると、夫は「紹介してもらった病院でみてもらうのが一番で、そこでの診断に不満があったら他の病院に行ったらいいんじゃない?」と言った。つまり、3月末まで待つということ。

不安だったわたしは、もう一度クリニックに行って、先生に3月末の受診で大丈夫と言ってもらおうと思った。現状がこうで、こうだから3月末で大丈夫ですというものを書いてもらえないかと頼んだ。どうにかして確約が欲しかった。そこで、先生に「そんなものは書けません。この診断を疑っているなら他のクリニックでもどこでも行ってください。」と言われた。突き放された気がした。わたしは「そういうつもりで言ったのではなく、不安だから聞きたかっただけです。」と伝えながら泣いた。涙が溢れた。その姿を見た先生は、「今は患者さんも多く、どこに行ってもそれくらいの待ち時間があると思う。あなたの症状は一刻をあらそうものではない。早期発見だからしっかり検査をして治療していくのがいいと思います。」と言ってくれた。わたしはその言葉が聞きたかっただけ。他のクリニックに行って、また同じ結果になったらと思うと、その時のわたしはそれをする気力も体力も残っていなかった。その後、看護師さんが話を聞いてくれて、少し落ち着いた。

わたし、これで終わるのかな。
そんなこともよぎった。

結果、この選択で問題なかった。

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