もこ

あなたに花の名前のひとつでもあげることできたらいーのにな

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立飲屋で本を読む

「幸せな瞬間ってどんな時?」と問われれば 「立飲屋で本を読んでいる時」と答える。 私は家で本を読むことができない。本を読むためには外へ行くしかない。 そもそも家でひとりで過ごすということを、とても苦手としている。 家でひとりきり長時間過ごしていると、次第に頭の中が曇る。嫌な記憶を何度も反芻してしまったり、「あの時の自分の言葉はあの人を傷付けてしまっただろうか」と考え込んでしまったり、終いには「これからの人生どうしていこう…」と漠然とした不安に飲み込まれる。曇った頭は憂鬱な

    • 2021年の抱負と結果について

      さて、私の2021年の抱負は「記憶を失くすほどに酒を飲む」でした。 細かいことはさておき、つまりは「バランスを崩す」ということが最終目的だったのです。 細かいこと↓ 私はどうしようもない程のバランス屋(友人曰く)として、25年間生きてきました。たとえば置かれた環境にうまく溶け込むことに長けていたりだとか、人の間に立って物事をイイ感じに進めることが得意だとか。ただ、それは「その場をなんとかする能力」でしかないので、自分の意志みたいなものは必要無いんですね。つまりはとっても

      • ひとりで海に行く、のススメ

        よく、ひとりで海に行く。 海にひとりで何をしに行くかというと、ただ浜辺に座って海を眺める。5時間くらい。 しかもピークの時は隔週とかで行ってた。 (何のピーク?) 5時間、まったく動かないわけじゃない。けどずっと海を見てる。ほんとうにいつまでも眺めていられるから困る。 別に何かを考えたりはしてない。ただお気に入りの音楽を聴きながらぼーっとする。この時間が、人生で一番幸せなんじゃないかってくらい至福の時間だと思っている。 重要なのは、私が海に行く時は「めちゃくちゃ幸せ

        • 世界で一番好きな場所は貨物列車の小世界

          私は大学生活の4年間を山形県で過ごした。 私は山形の土地が本当に好きだった。 ほどよく自然に囲まれている環境で、山形で暮らす人は、誰も生き急いでいない感じ。なんというか、とても穏やかで静かな場所だった。街の人とはすぐに仲良くなれるし、みんな本当に良くしてくれた。地方ならではのコミュニティの狭さも当時の私には心地良かった。 そんな山形に、私が世界で一番好きな場所がある。いや、世界で一番好きなカフェがある。 cafe espresso “カフェ エスプレッソ”。 私はこの

        立飲屋で本を読む

          2021年、酒を飲んで記憶を失くしてやらかしたい。

          さて私の2021年の抱負は、「記憶を失くすほどに酒を飲む」です。 私は飲酒をすることが趣味ですが、記憶を失くすほどに酒を飲んだことがありません。 思えば、私はこれまでひどく真面目な人生を歩んでまいりました。 中学時代、実家では姉が非行少女だったこともあり、私だけでもマトモな人生を送ろうと決意。高校時代はスカートの丈もきっちり守り、大学時代は面倒なナンチャラ実行委員にも率先して取り組み、酒の席でも、どんちゃん騒ぎする友人を横目に、お店に迷惑をかけないよう影で取り計らいなが

          2021年、酒を飲んで記憶を失くしてやらかしたい。