【訃報】門田博光さん

NPB歴代3位となる通算567本塁打を誇った門田博光さんが1月23日、逝去していたことがわかった。74歳だった。

門田さんは1948年、奈良県に生まれ、天理高校、クラレ岡山を経て、南海ホークスから1969年ドラフト2位指名を受け入団した。
南海、オリックス、ダイエーと渡り歩き、アキレス腱断裂という大けがを乗り越え、44歳で現役引退するまで、NPB通算23年の現役生活で、通算2571試合に出場、2566安打は歴代4位、567本塁打、1678打点はともに王貞治さん、野村克也さんに次いで歴代3位。
獲得したタイトルは本塁打王が3度、打点王が2度、最高出塁率が3度。
ベストナイン7回(外野手で3回、DHで4回)、そして、1988年にはNPB史上唯一、40歳で打撃二冠、かつパ・リーグのシーズンMVPにも輝いた。

バットマンとしての数々の偉大な記録と共に、門田博光さんにまつわる思い出は尽きない。
その中で、1988年10月15日、南海ホークスが本拠地・大阪球場に別れを告げたラストゲームとなった対近鉄バファローズ戦を振り返ってみたい。

“8回裏、南海の攻撃、先頭は4番の門田博光。
門田にとってこれが、この打席が南海ホークスのユニフォームを着て最後の打席になるかもしれなかった。”


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