オリックス、球団通算5500勝への軌跡

オリックス・バファローズが球団通算5500勝に到達した。
8月5日、ベルーナドームでの対埼玉西武ライオンズ戦で2-1で勝利し、1936年に日本職業野球に参加した前身の阪急軍から数えて球団通算5500勝目となった。
NPBの球団が通算5500勝に到達するのは読売ジャイアンツ、阪神タイガース、福岡ソフトバンクホークス、中日ドラゴンズに次いで5チーム目。
前日の8月4日、中日ドラゴンズが球団通算5500勝に到達しており、オリックスも昨日、勝利を挙げていれば同日達成となったが、1日遅い達成となった。

オリックスの前身である阪急軍は1936年1月23日に、阪急電鉄によって創設されると、日本職業野球リーグに参加。
同年4月29日、球団初の公式戦として阪神甲子園球場でセネタースと対戦、2-9で敗れたが、翌4月30日、同じく阪神甲子園球場での対大東京戦では9-3で勝利し、球団初勝利を挙げた。

1947年にはチーム名を阪急ブレーブスに変更、1950年のセントラル・リーグ、パシフィック・リーグの2リーグ分立時にはパ・リーグの所属となり、1952年から本拠地を阪急西宮球場（兵庫県西宮市）とした。
1967年に西本幸雄監督の下でパ・リーグ初優勝、1975年には上田利治監督の下で球団初の日本一に輝くなど、リーグ屈指の強豪となった。
1988年に阪急電鉄からオリエント・リース（現オリックス）へ売却され、1989年からオリックス・ブレーブスとなった。
1991年からはオリックス・ブルーウェーブと改名して、本拠地をグリーンスタジアム神戸（現在のほっともっとスタジアム神戸）に移転した。
2004年オフに、大阪近鉄バファローズを吸収合併したことに伴い、2005年からはオリックス・バファローズと再び改名して、本拠地を大阪ドーム（現在の京セラドーム大阪）に移転（2006年のみ本拠地をスカイマークスタジアム神戸に変更）、現在に至っている。
2021年には1996年以来となる25年ぶり14度目となるパ・リーグ制覇、2022年にはリーグ2連覇を果たすと同時に、1996年以来となる26年ぶり5度目の日本一を奪取した。
通算5500勝5244敗391分け、勝率.512。