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千島・森下学説論争「骨髄造血説vs腸造血説」

【千島・森下学説否定派のよくある主張】

 小腸で造血されていると言うのなら、小腸を全適した人が死なないのはなぜなのだ?

 また、骨髄移植を受けた人がドナーと同じ血液型になるのはなぜなのだ?

 これこそが骨髄で造血されている動かぬ証拠ではないのか?

✔️【真相〈異所造血で説明がつく〉】

 骨髄造血説は1925年、アメリカの3人の血液学者によって発表されました。

 ちなみに実験には、なぜか餌を与えられずに飢餓状態にされた鶏が使われたそうです……。

 実は人間の場合も同じで、飢餓状態になると例外的に骨髄の中で造血作用が起きるのです。

 これを「異所造血」といいます。

 千島・森下学説否定派が挙げた不思議な現象は、この異所造血の影響と考えられます。

 しかし、この異所造血はあくまでも例外であり、普通に生きている我々の血液を造っているのは小腸なのです。 

【両腕両足がなくても貧血にならない】

 最後に、千島・森下学説否定派が触れようとしない不都合な真実を紹介します。

 千島喜久男の弟子である森下敬一は戦後間もないインターン時代、戦争で両腕両足を失った元兵士の人たちの血液を調べたことがあります。

 両腕両足がないということは、全骨髄組織の90%以上を失っているということであり、骨髄造血説が本当なら全員極度の貧血状態になっているはずです。

 しかし、両腕両足を失った元兵士の人たちは貧血どころかまったくの正常値で、赤血球にいたっては一般の人より10%も多かったそうです。

 さて、千島・森下学説否定派の方たちは、この事実にどう反論するのでしょうか?

【腸で造血されているとしか考えられない生物たち】

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 そもそも骨がないイカやタコにも血球がありますし、イソギンチャクやヒドラなどの腔腸動物にも血球がありますし、ミミズやゴカイなどの環形動物にも血球があります。

 血液が骨髄で造られているというのなら、彼らの血液はいったいどこで造られているというのでしょうか?

【まとめ】

 ●骨髄移植後に血液型が同じになる現象は、異所造血で説明がつく。

 ●両腕両足がなくても貧血にならない。

 ●腸で造血されているとしか考えられない生物が多く存在する。


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