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蒼穹の昴 群舞 縣千さん


こんにちは。みみです。

今回は蒼穹の昴 群舞縣千さんについてです。
言いたいことが多すぎてまとまるか不安ですが…

いってみようっ╰(‘ω’ )╯三

・黒髪オールバック


テレビアニメ「スタミュ」にて華桜会メンバーが歌う
我ら、綾薙学園華桜会-という曲の一節にこのような歌詞がある。

リアルだから伝説なのさ

2022年10月1日 雪組公演 蒼穹の昴 初日。
私はこの言葉の意味を噛み締めることとなる。

第十八場 フィナーレC
チャイナガールズによる華やかなロケットが終わり拍手が響きわたる中、突如響きわたる胡弓の調べ
本編でも度々耳にしていた胡弓の音色は、観客を蒼穹の昴の世界に惹き込む為に凄く重要な役割を果たしていたのでとても印象的だった。
冒頭約10秒で私は一気に群舞の世界に惹き込まれた。

次に目に飛び込んでくるのは美しいフォーメーション
専科凪七瑠海さんを軸に綺麗な斜めを描きながら連なる男役さんのお姿。
オペラをあげたその瞬間私は一度息絶えた。


黒 髪 オ ー ル バ ッ ク 縣 千

夢か 幻か
はたまた走馬灯か

そこには黒髪オールバックの縣千さんがいた。

余談だが私はそもそもオールバックが大好きだ。
綺麗な額眉間の表情凛々しい眉
男役としての魅力を最大限引き出せる髪型であると考える。


個人的MVPオールバックタカラジェンヌ。
それは伝説の月組トップスター 瀬奈じゅん様である。


私はあさこさんの現役時代を生で観劇した事がない。
DVDやスカステで作品を見て虜になったファンである。
もし今タカラジェンヌでいらっしゃったら…
私は生涯独身を誓うであろう。

今回の縣さんにはそんなあさこさんの面影を感じた。

縣さんが初めて観た宝塚の作品は、
2005年月組公演Ernest in Love」のDVDである。


縣さんの憧れである瀬奈じゅん様。

偶然か 必然か

伝説ここに極まれり

わたしの心は最高に震えた。


・洗練された佇まい


格好良い群舞は他にも沢山ある。
そんな中なぜ私が蒼穹の群舞の虜になったのか。

理由は縣千さんの洗練された佇まいにある。

蒼穹の群舞は他の群舞と比べ動きが少ない
縣さんもカフェブレイクで仰っておられたが、振り数が少ない分自分の中で曲のビートを感じておかないとただの手踊りになりかねない

蒼穹の群舞を見るまでの私の縣さんの印象は「」だった。ほんものの魔法使モプシーはあまりにも当たり役だしSweet Little Rock'n'Rollビリーの荒々しさは縣さんにピッタリである。

踊りに関してもそうだ。
全力で踊ります!縣千です!というダイナミックなダンスが縣さんの持ち味でありその縣ワールドが1度視界に入ったら目が離せなくなる。
恵まれた体格ポテンシャルの高さ
あまりにも華やかでライトなんていらないくらい発光している。

縣千さんは「」である。
これは私の中で絶対的な印象だった。

それが覆された。蒼穹の群舞に。


全ての所作が丁寧優雅美しい
まるでを見ているみたいに。

そこには「」の縣千さんはいなかった。
心の内で静かに燃える青い炎のような。

」の縣千さんがいた。

ご本人曰く、角度やこのひとつの振りでどれだけ格好良く見せられるんだろうと言うことを自分の中で常に研究しながらやってますとの事である。

縣さん。貴方は天才だよ。

儚げ綺麗で。
消えてしまいそうなくらい美しくて。

龍の刺繍が入った羽織が空気を含んでヒラヒラと舞っているお姿に神々しさを感じて涙が溢れた。

全ての動作洗練されている。
1つ前の大劇場公演では新公学年だったというのに。

蒼穹の昴群舞で私は縣さんの新たな一面に出会った。


・「昴よ」オーケストラver.


色々書いてきたがこれが本当に大きい。

1幕最後。
彩風咲奈さん演じる梁文秀絶唱し鳥肌が立ちすぎて鳥になったまま幕を閉じた伝説の楽曲。

昴よ

こ こ で 昴 よ を 使 う の か

天才だ。天才すぎて言葉が出ない。

使い方も粋である。
前半は優雅に。後半は獰猛に。
彩風咲奈さんの「ふっ!」という掛け声と共に切り替わる曲調に心を鷲掴みにされた。


優雅な胡弓の調べと共にベースがゴリゴリになってる楽曲なんて聞いたことがない。

「昴よ」の楽曲のビートを感じながら舞う縣さんのお姿に心奪われたのは言うまでもない。


・神秘的な竜が如く

中国の竜は神獣霊獣である。
そのため皇帝のシンボルとして扱われていた。

縣さんが蒼穹の昴で演じたのは光緒帝・載湉
そんな載湉が着用していた龍袍
この龍袍は代々皇帝に受け継がれているものである。

清の時代一番力を誇っていたのが第六代乾隆帝だ。

乾隆帝は存在としても肉体としても大きな皇帝であり、
龍袍を着るに相応しい貫禄を兼ね備えた人物だ。

光緒帝が着ると衣装に着られているようなちぐはぐな印象になってしまう。
そのため縣さんの龍袍は敢えてブカブカの造りになっている。


群舞では縣さんが乾隆帝のように見えた。

圧倒的な存在感
威厳に満ちた表情。
ダイナミックな動き

乾隆帝が現世に蘇ったようだった。

それは例えるならである。

初見時、不思議と涙が止まらなかった。

人間ではない、なにか神秘的なものを見ている感覚。

不思議な感覚。

今もなお脳にこびりついて離れない。


・ふとした笑み



蒼穹の群舞でたまに縣さんが仕掛けてきた

フッ

という効果音が聞こえてくるかのようなニヤリ


通報しますよ?


ほんと悪いわ。
口角の端をほんの少しだけ上げて微笑む縣さん。
天に召されかけた数多のファンの皆様。


蒼穹の群舞での縣さんの表情は本当に凄かった。
どこか苦しそう切ない表情
あまりにも儚げ

かと思いきや目力で畳み掛けてくる

心臓に悪い。
格好良すぎて息が詰まる。

これからもどんどん進化される縣さんに翻弄され続けます。




色々語って来ましたが最終的に思うこと。

蹴られたい。

結論が酷くてすみません。

蹴られたいわもう。

長々書いてきましたが…

蒼穹の昴が大好きです。

これに尽きます。
年末に色々あったけど。
悲しい思いも沢山したけど。


それでも大好きです。

あの時感じた気持ちは本物です。

蒼穹の昴についてはまたいつか話させて下さい。

最後に最強の縣千さんを。

大好きです。






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