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意見をいきなり求められても…


とある会社の、とある『業務改善会議』にて。
上司「じゃあここまで…、何か意見とか提案とかあるかな? ◯◯君、どうだ?」
若手「…、特にないです…。大丈夫です。」
(いきなり言われても…。)
上司「じゃあこれで会議は終わり。今月もみんな頑張っていこう。」
(アイツ、自分の意見も無いのか?)
会議終了後、上司は若手を呼びアドバイスをしました。
上司「◯◯君もたまには会議の場で発言した方がいいぞ。もう3年目だからな。」
若手「はい…。気をつけます。」
一見すると若手世代が消極的で、「何を考えているのかわからない」と思いたくなるものです。
ただそのように決めつけてしまうのは、実に『危険』です。
若手世代から本当に意見を言って欲しいと思うのであれば、上司側が改善すべき点はあります。
⑴ 最後にまとめて質問をしないようにする
   → 何について質問されているのか分かりにくい。
⑵ 質問を具体的に
例)「この内容は◯◯君が担当しているけど、実際のオペレーションで何か想定できる問題点はある.
かな? 現場の反発とか、どうだろう?」
⑶ 意見を聞きたい事は事前に伝えておく
   → 会議当日にいきなり意見を求めても、質の良い意見が出てくる可能性はそもそも高くありません。
  宿題のように事前にキチンと伝えておく事が重要です。
特に、上記⑶については、
「本当に?」と疑いを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、是非やってみてください。
若手世代が、『積極的に』会議に臨んでいる姿をすぐに確認できるはずです。
それでも何も変化が無い場合は、まず、『宿題の伝え方』を疑ってみる事をオススメします。
仕事をしていく上で、必要な会議は当然あります。
一方で、『一定の成果が無い、とりあえず感の強い、ダラダラ時間だけが過ぎていく』会議が多いのも実態
です。
若手世代はこのような『生産性が無い会議』を、
「座ってるだけで、残業になるからラッキー」とは思っていません。
無いとは思いますが、『サービス残業』にさせられた時には…、
『退職』も考えてしまいますよね。
『生産性向上』は急務です。
会議の質を向上させることにも、目を向けてみませんか?

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