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vol.4 『ダミー剛体のススメ』

静画は動かない分、破綻に悩まされることはありませんが、逆に動きがない分、ダイナミックさに欠けます。その場合、物理ボーンを手付して躍動感を付けることが有効です。そこで今回は物理の手付をサポートするダミー剛体をご紹介します。



ダミー剛体の使い方

剛体は本来モデルやアクセサリに組み込まれているものです。しかしMMDでは、後付けで剛体のみを追加することができ、ダミーボーンと組み合わせることで、自由に動かすことができるようになります。

1) MMD標準のダミーボーン.pmdを読み込みます。画像1

2) ヘルプ → モデル拡張 → 物理演算編集画像2

3) 追加する剛体の形状・サイズを入力しOKを押します。画像3

4) 物理演算 → 剛体表示画像4

5) ダミーボーンを動かして、羽織を持ち上げます。画像5

6) 羽織ボーングループを選択し、物理をオフにしてEnterを押します。画像6

画像7

あとはお好みで手付けすると、より臨場感と布らしさが表現できます。
ちなみに、ダミー剛体は一度手前に引いてから、ゆっくり動かすと剛体同士が絡まりにくいです。

スカートなど面積の広い布なら球体、ロングのポニテ―ルなど髪の房ならカプセルなどを使用すると動かしやすいと思います。
なお、ダミー剛体自体はそのままではpmmには保存されないので、残す場合は「拡張モデルの保存」からモデルとして保存する必要があります。

画像8



Credit

Model:うずらぎ様

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