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vol.11『1行メモのススメ』

今回はMMDというよりも、ちょっとしたPCハックのご紹介です。

MMDはMMDerの数だけアイデアや技術があり、そうし技術やアイデアをシェアしてくれている配布者がいて、これだけ豊かな文化が発展し続けています。
そして配布者の数だけ、ルール、つまり利用規約があります。

正直、すべての利用規約を暗記するのはとても難しいので、使用前に必ず利用規約を確認することになりますが、たとえば「今回はYoutubeに投稿するから、Youtubeに投稿禁止の配布物を、利用規約を開く前に初めから除外したい」ということはありませんか?

そんなときに役立つのが「1行メモ」です。



1行メモとは

画像1

こちらの画像は私が普段使っている、自作の板ポリアクセサリの格納フォルダです。
textureフォルダや各種別毎の板ポリアクセサリが入っていますが、よく見ると上から3つ目に、拡張子のないファイルが1つだけあります。
これが1行メモです。

この1行メモに、フォルダを開いてすぐに知りたい情報、利用規約の一部などをメモしておくと、非常に便利なのです。

例えば、私は「投稿場所に関する制限」や「共演モデルの制限」など制作に関する予定している内容に抵触するか否かの情報や、ちょっと他にはない特殊なルールなどを利用規約から抜粋して、一言メモにしています。
こうすることで、あ、今回の予定ではこの子はお休みだなとか、投稿場所を見直すかなどのスケジュールの組みなおし即座にできたり、特に気を付けなければならない事項を即座に確認できるので、とても重宝しています。



1行メモの作り方

一行メモは単に拡張子がついていないだけで、実質的にはテキストファイルなので、実はとても簡単に作成ができます。
サクラエディタなどの高機能テキストエディタであれば、保存するときの設定を変えるだけで作成できます。
またメモ帳でも後から拡張子を消すだけで作成できます。


STEPS - サクラエディタの場合 -

1) サクラエディタを開く画像2

2) ファイルの種類:すべてのファイル、ファイル名:メモしたい内容で保存画像3

3) 拡張子のない一言メモが保存される
画像4


STEPS - メモ帳の場合 -

1) 通常通りテキスト形式で保存したファイルの名前変更で、拡張子を削除画像5

2) 「はい」を選択画像6

3) 拡張子のない一言メモが保存される
画像7

ちなみに今回空ファイルで保存しましたが、元はただのテキスト形式なので、中にテキストを打ち込むことも可能です。
ただ、拡張子がないとダブルクリックでは開けないので、テキストエディタにドラッグ&ドロップします



なぜ拡張子を消すのか

先に述べた通り、拡張子のないファイルはダブルクリックでは開けません。開いて空ファイルだったら、なんかハズレ引かされた気分になりませんか?通常、一言のメモであれば中身は空でかまわないので、開けないほうが都合がよかったりします。

また、拡張子がないファイルにはアイコンもプレーンの白い過みっぺらのようなアイコンになります。
MMDに関して言えば、独自形式が多いのでプレーンアイコンばかりですが、私は結構仕事でもこの一言メモを使用するので、様々な拡張子・アイコン付きのファイルの中で、拡張子なしプレーンアイコンのメモは、それなりに存在感があり目につきます。

スッキリして、目を引く、ちょっとしたメモとしてとても重宝するのでおすすめです。



それはそれ。これはこれ。規約はしっかり読もう!

さて、利用規約を開かずに瞬時に注意事項を確認できるメモとしてご紹介しましたが、あくまでこれは、「今回使用と思っているものが、大前提の関門をパスしているか」という大枠のチェック用でしかありません。
したがって、実際の使用にあたっては必ず利用規約を読みましょう。

一言メモの役割としては、特に気を付けなければならないことを事前にチェックできることだと思っています。作ろうとしている作品の肝の部分が規約に抵触しないか、まずはそれによって今回の役者絞るための最初のフィルターが一言メモです。オーディションのようなものと思ってください。

さらに作品を作り込んでいく中で、それぞれの規約に抵触しないかは細かく利用規約をチェックします。いわゆる、事務所OKです。

利用規約を守って、楽しくMMDライフを送りましょう。

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