反面教師

誰ががまるでホラー映画の音声のような声を出している
ふと目覚め時計を見たら深夜1時半
正体は酔っぱらって帰宅したバカ息子だった
彼はお調子者で私の生き写しのようだ
どうやら週の真ん中にもかかわらずいい時間を過ごしてきたんだろう
一応大丈夫?と声掛けをしてアンサーを受け取り再び眠りについた
問題は本日の朝である
彼らの部活の朝練と戦ってきた私は何時に寝ても6時には目が覚める
朝日が差し込むリビングであかん顔した息子がポツリ・
電車では間に合わない。。
普段自家用車で出勤している贅沢者だが昨日は会社に
マイカーを置き去りにして誘惑の町へ繰り出し今朝は電車で
出勤しようとたくらんでいたようだ
起きるとあまりにもグロッキー状態で時間を見送ってしまったようだ
まさか・・・と思ったが職場までの通勤ドライブのお誘いを受けた
仕事を辞め時間を自身でコントロールできる環境になって早1か月
中々の便利グッズ化してしまった
自分の幼少期免許を持たない母親と少しめんどくさがり屋の父のもとで
たくさん愛情を頂き育ってきた
例えば大雨が降っていてもうちの自家用車が子供たちを運ぶことはなく
私はいつも優しい誰かに乗せてもらっていた
たまにはうちも・・と子供心におもっていた
その時心に固く誓った反面教師
もし自分が親の立場になれたなら進んで、いや、おせっかいなくらい
送迎を申し出るぞと。

私の愛しの子供たちは私が決めた勝手なルールにちゃんと感謝の心を
持ってくれる子に成長した←全くの親ばか発言ww
通勤ドライブの最中さすがに気を使っている息子を感じた
無事間に合わせ私も自宅に到着した瞬間
「おおきにでした あさから」とsnsが
「羽目外しはよろしい。でもちゃんとしないと」
とオカンらしいことを告げておいた
これからも親ばかとオカンを行き来したいと感じた
お昼頃には正気に戻って本日も頑張るのだぞ 息子よ
職場の皆様大変ご迷惑をお掛けいたします


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