ラジオ、テレビ、新聞などをみていると日本経済、巷でよく耳にする日本の「景気」というものはまるで空虚なハリボテ、、、



「株価を見ていれば大丈夫だ、株価は日本経済の物差しなんだ。株価が高いところでいてくれれば今の生活はこのまま続けられるんだ!」

悪い要素はみんなでみない。
「みんなで信じれば願いは叶う」とでもいう様な、悪くなっていってるのかもしれない様なこの現状を冷静になって、今みえる現実を、想像出来る未来を、みんなでちゃんと見たら、、、
政府が必死になっていろいろな言い方をして認めないカッコ付きの「悪くない景気」が一変してしまう様な気がする、、、

今の日本の景気というものが、いつひっくり返ってもおかしくない様な形骸化された景気の上で成り立っている感じが、薄気味悪い。


そんな不景気の中では、社内や組織内で地位や信頼関係を作れてない日の浅い人たちは思い切った事もできないだろう。
まず地位や信頼関係を築くには着実に、確実にいい成績を積み上げていかなければいけない。
失敗すると取り返すことが大変だ。
不景気下の為、ミスに対して許容される余白が少ない。
そうなると大きくチャレンジしてみようとする事がしにくくなる。
必然的にデータに基づいたものを選びやすくなる。
上司を説得するときもデータがあれば通りやすいであろう。
その代わり大きく利益は得られないが、失敗も少ない。
無難なのだ。


テレビで言えばグルメ、旅、ロケ番組、おそらく警察24時もそうなのだろう。
高い視聴率は望めないが外すという事もない、危なくない選択なのだろう。
セットのいらない番組を作れば、万が一コケたとしても被害は小さい気がする。
頭のいい人たちだ。


官僚になれる様な人たちも頭が良い人が多いはずだ。

頭がいいが故にこの日本社会というか、日本経済というか、自分を取り巻く今の現状とでもいうか

人生設計もある程度の予測ができるだろう。


そんな中で彼らの頭にふともたげる感覚はこうなのでないだろうか?

エラーは、、


悪手は、、


デフレがまだ続きそうな中で


今より悪くなるのは、、、

避けねばならない!!

そんなマインドは働くだろう。



転職を考えたくても、転職に対してリスクの方が高く感じてしまう人は少なくないと思う。

新しい環境に行くというのは気持ち的にもエネルギーが必要だ。
また職場の人と信頼関係を一から積み上げて行かなければいけない。
そういう事からも本人もなかなか思い切れないかもしれない。

優秀な人たちは人一倍勉強している。


勉強一辺倒で来て卒業したらそのまま就職する。

学生時代にバイトでもしていれば少しは世間を見れるかもしれないが、そのまま就職となれば、働き方というものの比較を出来ずに就職先に行くことになる。

働き出せば忙しい日々を過ごす中で社会というものに対して、他のケースというか、いろいろな働き方があっていろいろな人がいるという、働く場所はそこだけではないというか、思っているより社会の懐の深さは深いということに気づけないであろう。

なんとなく世間というモノの中には選択肢が無数にあるということみおとしているかもしれない。

それ故に今の職場で窮屈に感じながら勤め続けることになる。


今よりも悪くならない様にする選択をとる(?)
今もいい状況ではないがこれ以上悪くならない様にしようとするだろう。
それはマイナスからはじまるマイナススパイラルなのだが、もう判断基準がおかしくなっていれば避けようとしていた悪くなる状況に陥っていく、、?


桜の会の野党ヒアリングなどで内閣府の職員たち、または違う場で野党からの追求に応対する職員たちが、その優秀な頭脳を使って、滅茶苦茶な回答をしているのを見ると、ものすごく切なくなる。

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