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補修屋さん、リペア屋さんとして仕事していると必ずぶつかる難問があります。

枠や扉などでもありますが、やはり一番多いのは床です。
フローリングについたキズのリペアしていて、色味などいい感じになってきたと思って、ふと立ち上がり、直近の視点でなく引いた角度から補修の箇所を確認したりすると、床の色味が変わって見えて、なんだかボンヤリと補修した箇所がわかってしまう現象があります。
よく方向変色とか言われたりします。

今回は洋室の中央に木目に逆らう様なキズでした。
これくらいのものは、いつもやってるので時間は多少かかりますが気にならない位にはなります。

近い色で埋めて行きます。

やはり木目に対して逆目なので、目立ちやすい。
なるべく細かく近い色を作って埋めて行きます。

所々やり直したりとしながらなんとか進めます。

随分いい感じになりました。
ツヤをなるべく近づける為にスプレーなどで調整します。
ノンワックスの床なので、ここは大事です。

よし、仕上がったと思って立ち上がって別角度から見てみると、、、

この様な感じでフローリングの方が見る角度によってグラデーションの様に少し色が変わって見えるんです。

目印のコインなくてもなんとなくわかりますよね?

この方向変色を防ぐために色々と職人さん達は技を使ってます。
僕も自分なりに工夫して方向変色に対応できる様にしています。

上手く行った時は超気持ちいいんですよねぇ!

ではまた。

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