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お墓の小ネタ集・その5 墓地の角地に意味ある?  

「お墓」は西向東向角地どれ?

お墓にまつわる小ネタ。
最近は少なくなりましたが、永代使用料(墓地代)が東向きや角地で割増料金設定になっている霊園がありました。
これは、単純に昔は西方浄土(西に極楽がある)とかいう理由で東向きが人気で西向きが売れないために、人気の東向きから更に利益を得ようとした石材店の売り上げUP戦略の名残です。
また、角地も同様になぜか人気ですので、割増料金をつけることで高額の「お墓」が買える層に販売する目的で設定しているだけです。
(簡単に言うと、お客様の選別です)
筆者は、「お墓」は住む家でもないし角地や隣同士隣接しているのが嫌ということに拘る必要は無いと思っております。
角地の区画は、確かに開放感がありますが、施工の際やお参りの際にぶつかりやすい場所でもあります。
実際、筆者自身も角地に「お墓」を購入された方から、補修の依頼を受けたことがあります。
霊園には、墓域を監視するカメラがあるわけではないので、実際にキズをつけられても泣き寝入りです。
わざわざ、そのようなリスクがある角地を高い金額で購入する意味があるのでしょうか?
水場に近いとか、駐車場から近いとか、色々条件を考えられると思いますが、先ずはお参りがしやすいか? 先々の管理が安心できる規模か?
角地と思って生前買ったら、その隣にまた同じような霊園が出来て結局霊園の中心部のような状態になることすらあります。
当初は植栽などしておりますが、だいたい10年以上経つといつの間にか無くなっていたりします。
結局のところ、角地やら永代使用料に差をつけているのは石材店の利益のためで決して、お客様(施主様)のためでないことはご理解ください。


いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









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