見出し画像

終活ブームに潜む危険・石材業界は衰退? お墓編その11

石材店の市場規模を知る


墓石業界の市場規模は、ここ数十年で半分まで縮小しております。
2000年代 約4500億円
2015年  約2500億円
最近は、1700億円とも言われております。
市場規模が縮小、つまり顧客単価が下がった理由は簡単で
1、退職金を多く貰っていた世代が減ってきた。
2、少子化、核家族化でお墓の規模が小さくなった。
3、宗教感も薄れて、石のお墓以外の選択肢が増えた。
今後、この流れは加速して中途半端な石材店は淘汰されるでしょう。
では、そういう石材店でお墓を買ったらどうなるのか?
不安になられる方も居るでしょう。
基本的に、石材店の保証はカラ手形に近いです。
家電と異なり、基本的に石材は10年程度で劣化するものではないからです。
しかも、天変地異や自然に起因するものは保証外です。
どんな場合にお墓の保証がされるのか?試しに聞いてみてください。
石材店も説明できないです。
では、お墓の欠陥は何時解るのか?
原石に原因のある欠陥石で作られたお墓は、建ててから数年で変色やひび割れが起こります。
これは、「お墓」の加工段階で原石に内在しているヒビや成分の状態が判らないからです。
墓石は原石から加工して目視以外の欠陥品の確認方法が無いので、個人的な経験で約800~500件に1件程度で酷い変色やひび割れ等が起こっていた感じでした。
ですので、石材店の保証があるからで「お墓」を購入するのは、余り意味のあると私は思いません。
何度も繰り返します。
お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。
大切なひととの時間はお墓を買っても得られません。
生前墓は、長生きするとか石材店は言ってきますが、そんなことは勿論ありません。

いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?