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4団体統一世界ウェルター級タイトルマッチ エロール・スペンス・ジュニアvs.テレンス・クロフォード 23/07/29

簡易的に書き記しておきたい。

リング誌という米国の権威あるボクシング雑誌において、PFPランキング3位と4位の対決。
PFPとは、階級制のスポーツであるボクシングにおいて、“もし体重が同じであったら——”という仮定の下、想像で作られるランキングである。
実際は、その時点における“純粋な強さ”というよりは、これまでに“積み上げた実績”の方が評価されていると言えるのだが、人の評価を曖昧にしない米国発信のランキングである。
名誉なことであり、価値がないということはない。

ちなみに、7月25日のフルトン戦を受け、1位が有力視されていたのが井上尚弥(この時点で2位)。
人によっては競技人口の差を重視して、バスケの八村塁やサッカーの久保建英、三笘薫の方が凄いという人もいるが、馬鹿も休み休み言ってもらいたいものだ。

井上は全ボクサーの中で、一、二番という評価である。比較対象にさえなっていない。
“(環境や平均身長など)日本人であることを考えると”と、考えること自体がおかしい。

話が逸れたので元に戻すが、そんな3位=クロフォードと、4位=スペンスの試合だったわけだが、その日、露わになった力の差は歴然としたものだった。

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