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世界観に浸る。マリークワント展とディオール展に行ってきた

行きたいと思っていた展覧会2つに2023年早々行けたので記憶があるうちに感想noteです!

「マリー・クワント展」
@Bunkamuraザ・ミュージアム

マリー・クワントはデイジーがトレードマークのイギリスブランド🇬🇧

実は大学時代にイギリス文化を専攻しておりマリークワントの代名詞、ミニスカートが広まった1960年代をまさに学んでいたので、当時のお洋服が見れる!とワクワクしながら行ってきました〜

展示は写真NG。こちらのみOKコーナーでした

ブランドの誕生から年代を追って解説とお洋服が並んでいてポップな世界観🌟

マリー・クワントはブランドの功績を讃えられて英国王室から勲章を受勲しているのですが、その受勲式にもミニのワンピースを着ていった、という有名なエピソードがあります。
(大学時代、論文の参考文献にもこのエピソードが載っていたのを記憶している💡)
そのワンピースも展示されておりこれがあの…!と密かに盛り上がっていました。
可愛かったです🥰

1960年代のイギリスはロンドンを中心に若者文化が広まった時代なのですが、若者の溌剌として開放的な雰囲気がお洋服から感じられました🌿
やっぱりミニスカートって軽やか!

Bunkamuraはそこまで大きくはないので1時間30分もあれば見られるボリュームでした。サクッと見たい方、おススメです🫶

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
@東京都現代美術館

こちらはマリー・クワント展とは打って変わってとってもエレガントな雰囲気。

ディオール展は写真OK。ずらっと並んだドレスは壮観

テーマごとにドレスが飾られているのですが(展示というか“飾られていた”)空間としての魅せ方がとっても素敵でした✨

じっくり見ているつもりはなくても2時間以上経っていたくらいボリュームがすごい👏

中でも歴代のクリエイティブディレクターごとにドレスを集めた展示が印象に残っています。
同じDiorといえど雰囲気が違っていて面白い。
私は7代目ディレクター、マリア・グラツィア・キウイのドレスたちに心惹かれました…
よりフェミニンで上品さが前に出てくる感じ😶

キウイのドレスたち。刺繍モチーフやシルエットが素敵。

3代目のマルク・ボアンのドレスたちはマリークワント展で見た洋服たちと通じる雰囲気を感じました。
解説を見てみると、1960年からディレクターについており時代の雰囲気もあるのかな〜と興味深かったです🌱

他と比べてパキッとした色と直線的なデザインが多め。

Diorのアイテムは持っていないのですが、今後チェックしていきたい…!そう思わせてくれるような展示会でした☺️

【おまけ】ディオールの映画たち

たまたま昨年ディオールが出てくる映画を見ていた(しかも2本!)のでついでにご紹介。

『オートクチュール』

映画『オートクチュール』公式Twitterより
ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者であるエステルは、次のコレクションを終えたら退職する。準備に追われていたある朝、地下鉄で若い娘にハンドバッグをひったくられてしまう。犯人は郊外の団地から遠征してきたジャド。警察に突き出してもよかった。しかし、滑らかに動く指にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、ジャドを見習いとしてアトリエに迎え入れる。時に反発しながらも、時に母娘のように、そして親友のように美の真髄を追い求め濃密な時間を過ごす二人だったが、ある朝エステルが倒れてしまう・・・。最後のショーは一週間後に迫っていた――。
映画『オートクチュール』公式サイト
https://hautecouture-movie.com/

お針子の話だけあってディオールのアトリエの場面も多く、ドレスがいかに繊細に丁寧に作られているのかが伝わってきます😌

フランス映画ならではのしっとり、アンニュイな雰囲気漂う作品。
キャラクターの心情の揺れ動きが丁寧に描かれており人間ドラマとしても楽しめます。

『ミセス・ハリス、パリへ行く』

『ミセス・ハリス、パリへ行く』公式サイトより
https://www.universalpictures.jp/micro/mrsharris
戦争で夫を亡くし、家政婦として暮らしているハリスは、ある日、勤め先でディオールのドレスに出会う。その美しさに魅かれ、ハリスはディオールのドレスを買いに、パリへ行くことを決心する。初めて訪れたパリでは、新しい出会いや恋がハリスを待っていて……
Natalie作品紹介ページ
https://natalie.mu/eiga/film/190484

オートクチュールのドレスがどのように作られ、どのようにして着る人の手に渡っていくのか映像として描かれています。
実はこの映画を見るまで「オートクチュール=高価なドレス」というぼんやりとしたイメージしかなかった…

そしてなんと言ってもミセス・ハリスの「ブランドへの憧れの気持ち」にとっても共感しました!
時代は違えどお金をコツコツ貯めて憧れのブランドアイテムを手に入れる、という経験がある人は多いはず。

こちらの2作品は「作り手」と「買い手」の視点がそれぞれ描かれているので両方見たことでより面白いと感じました。
これを見てディオール展のドレスを見るとより輝いて見える✨


おまけと言いつつガッツリ映画紹介noteになった気もしますが…たまにはブランドの世界観に浸るのもいいなと感じた展覧会でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます🌷

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