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クラウドファンディングにみる、ライフスタイルを変えるビジネスモデル part 1

さて、私の密かなる夢は、何十年後かに投資家になることなのですが、最近のハマりごととしては「クラウドファンディングに投資をする」こと。

クラウドファンディングの案件は、よくよく見ると、これから来そうなサービスや斬新な考え方、ビジネスモデルのヒントばかり。

今回はそんなクラウドファンディングの中でも、アラサー女子の感性で、ライフスタイルが変わりそうなサービスを4つピックアップしました。ファッション性があったり、新しい体験ができるものを選んでいます。非常に面白い!と思った要素と、そこから展開されるライフスタイルの変化を考察します。
(書いてみたら楽しかったので、ゆるーく、シリーズ化していきます!)


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スマホでロボットにコーヒーを注文!最先端のカフェがオープン!
https://www.makuake.com/project/robots-coffee/

→ 馬喰町駅・浅草橋駅にできる店舗「ROBOTS.COFFEE」でできる新しいコーヒー体験。スマホ上で注文から決済まで行え、さらにアプリ上で焙煎/挽き具合/ドリップ/お湯の温度…等、自分好みにコーヒーをカスタマイズできる。決済はアプリ内の決済またはキャッシュレス決済が可能。

「エンジェル投資家」という本で読んでいた、AIとロボットが駆使されているカフェがちゃんと日本でも登場していて嬉しい(他にももうあるのかな)。カフェの行列に並んだり、金銭の授受〜コーヒーを待つ時間すら、ちょっと惜しいと思ってきてしまう”忙しい私たち”には、どんどんこういうサービスは普及する。かつ、味の好みをアプリで完全に微調整できるようになれば、完全なるカスタマイズ・コーヒーの出来上がり。カスタマイズが低コストで実現できリアルの消費体験を変える、これからの時代を体現するようなモデルだなと。
こういうサービスが増えれば増えるほど、いよいよ「人間ってじゃあ、何をやるの」ということになる。それをイメージしやすい、いい事例。


毎月定額で、世界中を旅しながら働く!HafH(ハフ)を長崎から世界に広めたい!
https://www.makuake.com/project/hafh/

→ 定額を支払うことで、サービス内の各所へ「住み放題」できるサービス。光熱費・ネット費用・敷金・礼金・保証金も含めてオールインワン。サブスク型の新しい住居サービス。スタートは長崎、その後国内・海外に拡充予定。

「コリビング」のサービス、昨年あたりから一気に増えてきた!国内のゲストハウス泊まり放題はよくあるけど、住み放題でまだぐっと惹かれるものが少なかった中これは印象に残った!すでに進行している長崎のスペースでは、建築家、コーヒー、本のセレクト、音楽、またスノーピークグループ会社と組んだ住/働環境のデザインなど、提携パートナーがすでに豪華なのが気になる。
いよいよサブスクの波が「住む」までやってきて、あらゆることを「持たない」世の中が加速してくる。そうなると、この恩恵を受けられる「場所にとらわれない働き方」の価値や人気は、じわじわさらに高まっていくだろうなあ、と思った。


ワインの流通革命【会員制】オンラインストア&ワインバー 『sanmi Lab』

https://www.makuake.com/project/sanmi02/

→ 高級レストランで出しているようなハイランクのワインが原価で飲めて自宅でも購入できる定額制会員サービス「sanmi Lab」。実店舗は2019年3月にオープン予定。店舗で飲んだワインは自動でワインダイアリーに記載され、支払いはすべてオンラインでまとめて簡潔。2019年1月〜3月は、赤坂見附にあるPOP UP店舗にて体験可能。

これは、出資して、POP UP店舗に行きました!期待以上に選び抜かれたラインナップで満足!!
POP UPでも、ヴィンテージワインや、ちょっとひねりのあるワインから、定番人気のハイグレードなワインまで、選ぶ楽しみを満喫。「ワインって、アートだ」と惚れ惚れする味わいを楽しめる。いろんな種類を飲み比べて「飲みながら学びたい」ワイン好きにはたまらない。
原価提供をサブスク型でペイするサービスなので、ぜひできるだけ多くの会員さんを集めて利益が出るように回して欲しいなと思う。通勤圏内か自宅付近に欲しい。。
ソムリエの野口氏が、一杯一杯丁寧に提供してくださるワインはまさに芸術品。それが完全オートの中で提供されたとき、味や雰囲気がまた変わりそうだなと思いましたが、できる限りその価値が保たれるといいな、と思いました。

④**
あなたに謎の箱を届ける!フォーチュンボックスNo.005【2018ベスト版】**
https://camp-fire.jp/projects/view/109217

→ フォーチュンボックス(謎の箱)と言われる箱に、運営のフォーチューンファクトリー(株)の坂内代表が選んだいくつかの商品(平均5~8個)が入っているものが届くサービス。注文前には何が入っているかわからず、中身はいろんなメーカーさんの商品の詰め合わせ。

これは、面白い!これまでは、ファッションやお酒や食品など、ある特定のカテゴリの中を「得意」と見える人の中で、SNSなどから「この人が買っている、これを買いたい!」という人が増えてきていた。例えば、「このインスタに乗っているオシャレな○○さんのようになりたいから、このワンピースを買おう」のような。
それが、もはや「何が入っているかわからない」ため最終的に何の価値がもらえるかすらわからないままで、そもそもそれを選び取る抽象的な概念や、商品を受け取った時に感じられるであろう感情的な驚き、喜びなどのメリットに対して投資をする人が一定数いるということになる。

ちなみに、サイトには送られる商品は下記のように表現されている。

フォーチューンボックス 中身のヒント(上記サイトより引用)
◻︎ 新体験度
◻︎ 学び度
◻︎ レア度
◻︎ チャレンジ応援・社会貢献度
◻︎ 実用性
◻︎ 使いやすさ
◻︎ プレゼントしやすさ

ただ単純にこの社長さんの活動を応援したいのか、いつも同じようなものを買ってしまうから刺激が欲しいのか、話のネタになるようなものが欲しいのか…、これを買う人はどういう人で、どんな動機なのかが気になった。「(信頼する)誰かが選んだものとのセレンディピティなら、自分の人生にすごく素敵なことが起こるかもしれない」と、考える人は増えるのかもしれない。

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クラウドファンディングを見れば見るほど、「今あるものがちょっとこうなったらいいのに」というささやかな生活の上のでの気づきや、「こんなことがあったらもっと楽しそう、ワクワクしそう」と天真爛漫な子供のような感性が生きることに気づかされる。それは、普段の環境に慣れすぎてしまったり、日々を悪い意味で諦めてしまうとどうしても鈍る感性なんだと思う。

機械やAIが充実すればするほど、人が小さな気づきを見つけることや、人の喜びや楽しみを生むことに価値が生まれていく。
クラウドファンディングの案件を通じて、「これ面白い」「これ楽しい」そんな小さな「心の常識を超える、なにか」を見つけ続けることで、自分の頭と心をやわらかに保つ、そんな効果もある気がします。


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