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【WBC】準決勝の舞台、ローンデポパーク訪問記

現在開催されているWBC。いよいよ準決勝が始まります。
準決勝・決勝の舞台はマイアミ・マーリンズ本拠地のローンデポ・パーク。

今回はここがどのような球場なのか、私が訪れたときの記録を基にご紹介したいと思います。

はじめに

私が観戦したのは以下の試合となります。
数年以上前になるため、現在と異なる点もあるかと思いますがご了承ください。

アクセス

マイアミは、自分のイメージでは高層ビル建ち並ぶダウンタウン、観光客が多くいて、緩やかな空気が流れるリゾート地、そして球場周辺というイメージで自分は回っていました。
移動は基本的にバスを使えばこの3つの地点を回ることが出来ました。

球場周辺

球場外観

ダウンタウンやリゾート地と比べると閑散としている中、白を基調とした球場は非常に存在感と迫力がありました。

外観。わかりにくいですが、この時は屋根が開いている状態で、手前に屋根が移動してきています
球場周辺の案内図。道も入り組んでいないので簡単に回れます

球場の周辺には謎のオブジェが。「MIAMI」のロゴを形どったものでしょうか。

マーリンズのロゴのオブジェ(旧式)もありました

この球場では選手の出入りを間近で見れることです。どの球場にも同じような狙い目スポットは有ったりするのですが、マイアミは非常にわかりやすかったのを覚えています。

球場沿いに道を歩いていると、球場と道を隔てたところに選手が利用する駐車場が設置されています。
その近くに簡易的な柵と球場スタッフが立っている場所があり、そこを選手が通過して球場入りします。

実際、ここで待っていると目の前で選手を見ることができます。

イチローさんの入る瞬間も拝めました

(注意)
この駐車場は恐らく、選手が個人の車で球場へ来るときに使用されるものです。WBCではチームでバス移動ですので、この場所を通る確率は低いのではと思います。
また、当たり前のことですが出待ち/入待ちをするときは必ずスタッフのいうことは守るようにしましょう。サインを欲しいからって人が押し寄せすぎると危険だと判断されてサインもしてくれなくなっちゃいます。

Derek Dietrich
Melky Cabrera

リトル・ハバナ

また、球場の近く(と言ってもそれなりには歩きますが)リトルハバナという町があり、キューバの文化に触れることができます。

ごはんのまわりにあるのはバナナを揚げたもの。独特な味でした。

球場内

2012年に開場した球場ということもあって、比較的綺麗な球場だった印象だったことを覚えています。

当時はネットがなく、非常に迫力がありました。
マスコットのビリーも一緒に応援

自分は三塁ベンチ付近でほとんどの試合を観戦したので問題なかったのですが、ポール付近の席になるとフェンスが高くなる為、一部死角となり見づらいかと思います。また、2階席がある影響で、1階後方あたりも見づらそう、と思ったのを覚えています。

この外野席手前のファール際のフェンスは高く、真下のボールは行方が追いづらそうでした
ライト側1階後方は、2階席が邪魔で少し見づらいかも

コンコースを歩いていると、柱に本日のマーリンズのスターティングラインナップに名を連ねる選手が掲載されています。

こんな感じです(2015年)
2017年に行ったらデジタル化していました

レフト席後方部分はガラス?でできており、デイゲームの時には明るい日差しが差し込んでくるおかげで、ドーム球場なのに閉塞感がありません。

高い位置から見渡すと、中心部の街並みを見ることができます
近くで見るとこんな感じ
ブルペンは左中間、右中間にあります
レフトコンコース沿いには、スタンディング形式で飲食しながら見れるスペースも
レフトのグラウンドレベルの席へはチケット持っている人しか入れません

レフト後方スペース

レフト後方には簡易的なショップがある他、簡単な広場もあります。
自分が観戦した試合のうち1試合はドミニカ共和国にスポットを当てたイベントが開催された日で、ドミニカを連想させるような楽器で陽気な音楽を演奏し、観客はアルコール片手に盛り上がっていました。

自分も遠くから見てたら急にステージ前に呼ばれ、英語で質問を受けました。早口すぎて何を言っているかわからずかなり焦りました…
この時期はイチローが3000本安打を達成した直後で、イチローに関するグッズの実が販売されているお店がありました

またレフト1階奥には、CLEVELANDERというバーも併設されています。バーというよりはナイトクラブのような雰囲気で、試合前には暗い部屋の中でDJが音楽を流し、それぞれが思い思いにお酒を飲んで体を揺らしていました(プールもありました)。
恐らくここは入れる人が限定されているのですが、何かの手違いで自分も侵入できてしまい、その雰囲気に圧倒されて怖くなってすぐ抜け出してしまいました…

CLEVELANDERと書いている広告の下のところにあります

ボブルヘッド・ミュージアム

一塁側コンコース沿いにある、ローンデポパークの名物(?)の一つ、大量のボブルヘッドが展示されているケース。マーリンズとは関係のない他球団のボブるケースも多数展示されており、見ごたえがあります。

球団問わず置かれており、OAKのスティーブン・ボートの人形も。この服装じゃわからん…

ホームラン・スカルプチャー

今はなくなってしまいましたが、かつてバックスクリーンにはこんなオブジェがありました。

新球場を設立する際、旧オーナーの趣味で設置したものだそうです。ファンからはダサいだのいろいろ言われていましたが、2018年に撤去されました。

珍しい?裏面からの写真
側面からの写真
オブジェの隣にはFOXSportsの中継スタジオもありました

水槽

こちらも撤去されたものですが、ホームベース裏には水槽が設置されているという、マイアミらしさ全開のものがありました。

試合中

観客が少ないことで有名なマーリンズですが、中南米の国に近いということもあってか、陽気なお客さんが多い印象を受けます。
アメリカでは珍しく、試合中にトランペットなどの楽器を使って応援する姿もよく見られました。(写真はないのですが…)

その他にも以下のようなイベントが開催されます。

Sea mascot race

イニングの合間に海洋生物がレースを行います。

アメリカならではのちょっと怖いデザインだった…

こちらは2018年に終わってしまったようですね

ダンスユニット

MLBでは珍しいダンスユニットが試合を盛り上げます。台湾でチアガールが応援する姿はWBCの中継でも見られましたが、男女混合のチームというのは中々珍しいのではないでしょうか。

屋根の開閉/花火

毎回やるわけではないのですが、私が見に行った試合の中では試合終了後に屋根を空け、花火が打ち上げられるイベントがありました。
徐々に屋根が開いていく姿、そして試合後に打ち上げられる花火は見ていてテンションが上がりますね。

わかりづらいですが…

球場の印象

イチローが大好きだった自分にとって、所属していた時代に頻繁に訪れたこともあり、30球場を巡る中でも最も多く訪問した球場となりました。

海辺の町であることを印象づけるような白ベースの外観、そして内部には青色の観客席や(今はなくなった)水槽。そして中南米の文化が織り交ざったような応援…
マーリンズパークは他のMLB球場にはない、様々な要素が合わさることによってできた、独特の文化を肌で感じることができます。
自分の語彙力がないせいか、上手く伝えられないのですが是非一度訪れてもらえると、この球場の個性を十二分に感じることができると思います。

マイアミを訪れた際は、ビーチ沿いでまったり過ごすのも良いですが、是非球場に足を運んでいただき、今までにない球場の雰囲気を感じ取ってほしいと思います。

そして、侍ジャパンを応援しに行く皆様、メキシコのファンの完成は非常に大きいと思われますので、負けない声援で選手を後押しし、勝利を是非勝ち取ってください!

※記事中の画像は全て筆者撮影

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