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サブカル大蔵経 マンガ編

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#読書感想文

サブカル大蔵経1003武論尊原作・平松伸二漫画『新装版ドーベルマン刑事』全29巻(ゴマ…

なぜ『ドーベルマン刑事』が現代こそ読まれるべきと思えるのか。 法律訴訟、弁護士、コンプラ…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経965『THE世界名作劇場展』

「世界名作劇場展」の図録を古書「駿河屋」で取り寄せました。行きたかった…。編集はちばかお…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経955坂戸佐兵衛原作/旅井とり作画『めしばな刑事タチバナ』43巻(徳間書…

タチバナを読み始めて何年になるのかな。 ずっと一緒に寄り添ってくれてたような。 最初の頃…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経952「フリースタイル」50号2022年冬号

「フリースタイル」もついに50号。 コラム欄で、館浦あざらしさんと宇田智子さんという日本南…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経951アジチカ作画/梅村真也原作/フクイタクミ構成『終末のワルキューレ…

『終末のワルキューレ』を無料WEBで少しずつ読んできて最新話まで至りました。 印哲出身には…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経949小田原ドラゴン『今夜は車内でおやすみなさい。』⑴⑵(講談社ヤンマ…

昨夜ヤンマガWebで読んだ小田原ドラゴン『今夜は車内でおやすみなさい。』に衝撃を受け、注文…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経948『日本短編漫画傑作集』vol.2

第一集を読んだ時から、このシリーズはすごく大事な営みのように感じられる。 第二集は、1968年から70年頃までの作品を収録した玉手箱。 私の誕生日前後の作品なので、その当時の世相を感じてみたい思いもありました。 不穏で悶々としているところは今と似ている。でも、なんとなく自由な感じがした。 永島慎二、水木しげる、宮谷一彦、佐々木マキ、横山光輝、藤子不二雄A、佐藤まさあき、ちばてつや、やまだ紫、つりたくにこ、ダディ・グース。 特にちばてつやと横山光輝の短編に驚いた。もっ

サブカル大蔵経947小田扉『横須賀こずえ』⑷(小学館)

最終巻、第4集。 ビッグコミック系の単行本の巻数表記は「巻」ではなく「集」だと思っていた…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経946細野不二彦『恋とゲバルト』⑴(講談社モーニングKC)

三田誠広『僕って何』を高校生の時に読んで以来、全共闘や学生運動に関心を持ち続けながら、い…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経945高橋よしひろ『銀牙伝説ノア』13巻(日本文芸社)

書店での〈高橋問題〉が常にありました。 少年ジャンプ黄金時代の二大高橋連載。 言わずと知…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経944ジョージ秋山/大島剛『漫画家本15ジョージ秋山本』(小学館)

私は、ジョージ秋山の丸みのある絵柄が怖かった。ギャグとホラーが簡単に転移する雰囲気があっ…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経902カレー沢薫『なおりはしないが、ましになる』①(小学館)

月刊スピリッツ連載の単行本。合間の五十嵐先生のページが劇中と同じ絵とセリフ。 ひみつシリ…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経830吉本浩二『定額制夫のこづかい万歳 』(3)(講談社モーニングKC)

回を重ねるごとに期待の上を突き抜けていく、現在のところの今年度最高作品です。 登場人物た…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経807『日本短編漫画傑作集』①(小学館)

「フリースタイル」編集長の吉田保さん企画編集。第一巻の解説山上たつひこ。 選者、いしかわじゅん、江口寿史、呉智英、中野晴行、村上知彦、山上たつひこ。 第1巻の収録作品は、 最初は手塚治虫から始まる。 貸本系は抒情的で迫力があって。 マンガの〈スピード〉が今と違う。 松本正彦『どくろに頼む』の味わい。 平田、白土、さいとうの圧巻の並び。 石ノ森、つげ義春、青柳、池上の抒情的な並び。 何か懐かしくて、新しい。 この〈かたち〉でマンガを読む嬉しさ。 私が本巻で一