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通勤電車に時刻表のない国だと

こちらは只今午後9時前。
ツインタワーの駅を走る中心地メインの電車が、またシステムエラーか何かでうまく運転しなくなっています。

プラットフォームから2方向に出ていますが、今は片方だけ。1つの駅を利用して交互に2方向へ切り替えを行っている状態なので、スタッフやポリスが総出で声掛けをし整備を行なっています。

警察官も今夜は電車の案内係

クアラルンプールの電車は、というか首都中心にしか日常で使う電車はないのですが、時刻表はまだほとんど存在していません。平日と週末それぞれ何分おきに来ます、という基準で動いています。

なので、ラッシュで混み合ったり大雨だったり、ちょっと故障が起こると出社が遅れるのもよくあること。道路の渋滞でも同様ですが、上司にメッセージ1本入れて「まぁ仕方ない」となります。

スタッフも頑張っているので、発車するまで待つ。

乗り換え地点でもあるこの駅には人集りができ、次の電車がどちら方面へ行くのか確認しあっていますが、慌てている人はおらず。帰れればいいというのもありますが、分刻みの時間の概念がないことが作用しているというか、のんびりでよかったというべきか。
スタッフがよく動いて案内をしてくれているので、乗れる電車を待つしかないねという雰囲気になっているようです。
マレーシア生活は最初の3ヶ月は時間感覚の差にやきもきしますが、1年もすると黙って待つか自分のいいように動く、という忍耐力と無の感情に近いものを学べるようになります。

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