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術後18日目

 

傷跡がまだ生々しいというところを除けば
あとはもう普通と変わりない暮らしを送っている。

ただ、「体を切る」ということが
心と体に与える負担のようなものを、
日に日にリアルに感じ始めている。

まず回復することに全エネルギーが注がれているようで、突然眠気に襲われてガクンッと寝てしまうことがあったりする。怖いwww もしも車を運転する人だったら、この状況は恐怖である。

次に、「やる気」が全く失われている…。これも恐怖だ…。

仕事をだましだましやっているのだが、生徒を前にしてやる気を奮い立たせるのに一苦労している…。この仕事は自らのやる気が燃料なのに…。

そして、厭世感がさらに強まってしまった。。。

全身麻酔をした時のことは何も覚えていないし、そこから目覚めた時のこともあまり覚えていないのだけれど、体がおそらく「あれ…?もしかして…あたい死んだ??」と思ってしまったみたいで、細胞の一つ一つがいまだにちょっと勘違いしている向きを感じるのだ。

術後にうつになる方もいらっしゃると聞いたが、さもありなんと思う。きっと細胞たちの勘違いがうつを誘発しているのじゃなかろうか。

何一つ覚えていない時間が数時間あることに、体は相当の恐怖を感じたのだろう。 細胞たちが自らを死んだと思い込むには充分な時間だったのではないだろうか? 今少しずつ体をさすりながら「ちゃんと生きてるからね~」と言い聞かせている途中だったりする。

体に傷をつけるというのは本当に一大事なのだな…と、改めて思い知った。

体と心というのは右手と左手を組んだ状態のごとく、二つをスパっと切り離せるものではないように思う。体が苦しめば心もそれに伴うし、心が苦しめば体もそれ相応の反応を示す。

今回のような大きな手術で、体に傷がついた状態になった時、心も同様にダメージを受ける。そのことを、日が経つにつれて感じている。これをケアするには、体そのもののメンテナンスもさることながら、心にもダイレクトに響くようなケアも同時に行わなければいけないなと思う。

さて。そのために何をしようか。

本当なら旅に出たり、芝居を観に行ったり、ライブに行ったりなど、魂が喜びそうなことをしたいところなのだが…このご時世的にそれもかなわない。。。

逢いたい人に逢いに行きたかったりもするけれど、それもこのご時世では無理。。。

ついつい出来ないことばかりを数え上げてしまって、またしても心に負担を強いてしまうので、出来ることを考えてみた!

「お取り寄せグルメ」で舌に贅沢させる(・∀・)

というわけで、中華街の点心セットを頼んじゃったわよオホホ。

届くの楽しみだなぁぁぁぁ(デヴ

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