水に流れる八枚目の木の葉『地図とグラフで見る第2次世界大戦』

こんにちは。もるです。

四回生なので授業自体は少ないのですが、輓近、若干気力を失っておりました。
雨が降り出したり、暑くなったりすると、どうもダメなようです。

さて、つい先日、緊急事態宣言が解除されましたね。
気を抜いてはいけませんが、家に居続けていると何か精神的にきつくなるものです。
気分転換を目的に、マスクを付けて人混みを避けて、久しぶりに書店へ赴きました。
そこで、一目惚れして買った本があります。
それが、今回紹介する本です。

その本が、原書房より上梓されている『地図とグラフで見る第2次世界大戦』(監修:ジャン・ロペス、著:ヴァンサン・ベルナール+ニコラ・オーバン、データデザイン:ニコラ・ギルラ、訳:大田佐絵子)です。

お値段は8,800円(税込)です。
一学生が自費で買う本の中では高い部類でしょうが、一見して一目惚れしてしまったのですからどうしようもありません。
京都タワーから身投げする勢いで買ってしまいました。
余談ですが、今までの自費購入の本の中で一番高いものが、建帛社より上梓されている『軍事機密 統帥綱領』(解説:大橋武夫)の6,600円(税込)だったので、記録更新です。

さて、私はミリオタではありません。
ミリオタの友人たちが「アメリカの戦闘機が…」やら「ソ連の武装が…」と会話していても、私はさっぱり分かりません。
地名も覚えられないので、細かい地名や各戦闘の話をされても分かりません。
せいぜい、バトル・オブ・ブリテンとかスターリングラードの戦いでの木星作戦とかを聞いて、「聞いたことあるな」程度の認識しかありません。
本当に勉強しているのか?と突っ込みたくなる気持ち、よく分かります。

そんな能のない私なのですが、戦闘・戦略・資源・補給・経済・人員等がデータを基にグラフ化・図示化されていて大変理解しやすかったです。それでいて、内容は薄くにならずに重厚でしたから、全体にざっと目を通した後の満足度は充分なものだと思います。

個人的には、資源の所有状況や各部隊に配備された装備の充実度がひと目で分かるようにグラフが表されていた点に特に魅力を感じました。

私のようなミリタリーに造形の浅い者から深い知見と見識を持っておられる方まで、汎く読まれるだけの価値のある本だと思います。

興味のある方はぜひ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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