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少し遅く起きた朝にある親子の時間。いつまでも続いて欲しいと母は願う。 あのいたましい出来事への、私からのメッセージ。 布団の中の君 朝 柔らかい陽の光 まどろみながら起きる もう小さすぎるベビーベッドから 声が聞こえる そっちのベッドで寝たい 君は危なっかしげに でも力強く柵を乗り越えてきて 私たちの布団に潜り込む 三人で川になって ぬくぬくの時間 ぽかぽかの体温は みっつでひとつの塊 君の顔は 寄り目になるぐらい近くて 温かい息が混じり合