むかしむかし
「むかしむかしあるところに」
とは、便利な言葉だ。
いつ? どこで?
の設定は不要。
聞いている人、読んでいる人が、
自由に想像すればいい。
設定が曖昧だと、作り話感が強く、
多少話に無理があっても、許されてしまう感じがある。
むかしむかしあるところに
おじいさんとおばあさんがいました。
むかしむかしあるところに
三びきのやぎがいました。
むかしむかしあるところに
3匹のこぶたがいました。
桃太郎は、おじいさんおばあさんのもとで、剣術の稽古をしたわけでもなく育ち、猿1匹、犬1匹、キジ一羽だけで、鬼がものすごくたくさんいたであろう鬼ヶ島に行って、どうして鬼退治ができたのか?
三匹のこぶたのオオカミは、どうして無理に煙突から入らずに、外で待ち伏せして待たなかったのか?
そもそもなぜレンガの家ができる前に、襲わなかったのか?
大きいヤギのがらがらどんは、怖いトロルがいる橋を、なぜ小さいヤギから行かせたのか?
そもそも、小さいからって通してくれるトロルは、ある意味優しいじゃないか!
などという疑問も、なんとなくスルーしてしまう。
では、むかしむかしとは一体いつ?
日本で言うと、江戸時代?戦国時代?平安時代?
やはり、日本昔ばなしのイメージが強いですよね。
これが、明治大正昭和をイメージする人は少ないのではないか?
もしかして今の若い人は、昭和も、むかしむかしなのかしら…😨
はじめ人間ギャートルズの時代
原始時代、旧石器時代とも言うが
むかしむかしのお話ですって言っても、こんな時代を連想する人はいないだろう。
いや、はじめ人間ギャートルズ
知らない人が大半かな?
子供の頃夢中で見てたアニメ。
はじめ人間ごごんごーん♪って歌ってた。
このアニメの終わりの歌が好きだったなあ。
何にもない 何にもない
全く何にもない
生まれた 生まれた
何が生まれた
星が一つ 暗い宇宙に 生まれた
星には夜があり
そして朝がおとづれた
何にもない大地に ただ風が吹いてた
吹いてた 吹いてた
やつらの足音のバラード
と言う曲らしいです。(曲名知らなかった)
今でも何も見ないで、完璧に歌えました!😁
この歌の作詞は、マンガ原作者の園山しゅんじさん、作曲は、かまやつひろしさんだそうです。
この歌は、この歌詞以上の思いがこもってる気がする。
ごちゃごちゃした世の中で、ふと人間とは何なのか?
なんて、ふと考えてしまう。
そして、こんなほのぼのとしたアニメが懐かしいです。
それこそ、このアニメを見ていたのは、
むかしむかし…か…
話を元に戻すと、
そんな自由なむかしむかしあるところに
で始まるお話。
楽しい話も
こんな話も
今とは全くちがう世界だけれど、
教訓というか、
お話の主旨として、今も通用するものが多い。
みんなで仲良く、協力しよう
人に優しくしよう
意地悪をしたら、自分に返ってくるよ
正直になろう
正直者が最後に徳をする
弱いものを助けよう
助け合おう
これはどんなに時が流れても、
はじめ人間ギャートルズの時代から、
今に至るまで
人間として生きている限り、
変わらない事なんだと思います。
そして大人になっても
子供の絵本や童話を
たまには読んでみたらいいと思います。
忙しさに追われて
人間関係に疲れ、
つい自分本位になりがちな時
忘れていた何かを
思い出せる気がします。
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