見出し画像

松島(宮城県)へ 2 【円通院】

山門の向こうに見える、鮮やかな世界。

松島の瑞巌寺山内の円通院に足を踏み入れると、あまりの美しさにため息が出ました。

すぐにでも、先へ行きたい気持ちがありつつも、山門のすぐ脇にある観音様が気になる。

こちらは、縁結び観音。
男性と女性、または今まで縁がなかった人をとりもつ「縁結び観音」だそうです。
縁結びということで、恋愛だけでなく、男女問わずいい出会いがあるように、金運にも縁がありますように!などとお祈りしてきました。

この観音様の周りには、8センチほどの小さなこけしがたくさん置いてありました。

とてもかわいくて、見ていたら、あるこけしと目が合った。
私を買って!と言っている。
(この手の物を買うときは、最初に目が合ったものを買うようにしています)
そこに置いて行っても、持って帰ってもいいとのことで、買って持ち帰ることにしました。

目があったこけしちゃん
反対側には、参拝日を書いてます。

縁結び観音を後にして、いよいよ紅葉に囲まれた道を進みます。

左手には、美しい日本庭園があります。

その先も、美しい庭が続く。


これらの石庭は、天地の庭と言われ、天の庭と地の庭で構成されているとのこと。

東屋

日本語ではない言葉をしゃべる方々がたくさんいて、色んなポーズをとって写真撮影している。

庭を過ぎて本堂に向かいます。

紅葉の向こうに本堂

本堂、大悲亭では、数珠作り体験ができるようです。(やらなかったけど)

本堂 大悲亭

元々は、江戸にあったものらしい。
伊達政宗公の嫡孫光宗の江戸の納涼亭だったそうです。

こちらの本尊は、木造聖観世音菩薩。鎌倉時代のものだそうです。

この本堂の前には、心字の池があります。

池に紅葉が映って、とても美しいのですが、実はこの日が最終日で、夜ライトアップがされるらしい。ライトアップされた紅葉が池に写るさまは、さらに美しいとのことでした。

本堂を進むと、お寺としては珍しいバラ園がありました。

もうバラは終わり頃
満開の時は綺麗だろうな
きれいな花を探して撮影

実は、円通院、バラ寺とも言われている。

この後に行く、三慧殿内の厨子に、バラが描かれています。
鎖国の時代に、伊達家が西洋文化を取り入れ、伊達家の秘蔵として残したものだそうです。
この庭は、厨子に描かれているバラ、アカンサス、ガーベラ、などをモチーフにして、欧州と伊達家の文化が融合した、西洋風の庭園となっているとのことです。

では、さらに奥にある、その三慧殿に向かいます。

ちょっと上りにくい石段を登る

霊廟だからか、結構奥まったところにあります。

三慧殿は、国指定重要文化財になっています。

三慧殿は、伊達政宗の嫡孫で、幼少の頃より文武に優れ、徳川幕府に恐れられる存在だったという。
しかし、19歳という若さで亡くなってしまった。病死か毒殺か、謎は残る…

父親である二代藩主忠宗公によって1646年(正保3年)に作られたのが、この三慧殿なんだそうです。

左右に薔薇の花、百合の花が見えます

この像の厨子、先ほども書きましたが、バラの他に、水仙やトランプの柄(ハート、スペード、クローバー、ダイヤ)などの模様も使われていて、江戸時代には、ひた隠しにされていたようだが、伊達家と西洋の具体的なつながりを示す、貴重なものだそうです。

こんな説明板が…

また、ここに描かれたバラは、日本最古のバラの絵だそうです。

三慧殿の奥には、洞窟群。
こちらは、約700年前のもの。円通院ができる前からあったようです。

ここだけ飾り立てられていた。
他のところも撮影しとけばよかった…

この辺りは、まだ緑の紅葉が多い。

これはこれで、また違った神聖な空気を感じました。

こうして、円通院全部を堪能して、また紅葉の中に戻ってきました。

もっともっと居たいような気持もありましたが、松島の島々を見に行く時間も確保したい。

何度も振り返りながら、円通院を後にしました。

また来たいな…

ほんと、綺麗だったよなあ…
私にもっと写真の腕があったら、もっとこの感動を伝えられたのにな…

最後に、こちら円通院の御朱印です。

最近どこも紙で配布だよなあ…

この御朱印、日にちのところ
もしかして「日」忘れてないか⁈ 笑

次回、いよいよ松島の海を見に行きます。

この続きはこちら

前回の記事はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?