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ぶらり 静岡市 1

静岡市の繁華街は、駿府城の城下町。
ウィンドーショッピングもいいけど、視点を変えて、昔のその場所の姿を想像しながら歩くのも楽しいものです。

ということで、そんな視点で静岡市の中心街を歩いてみようと思います。

静岡駅北口から一旦地下に入り、そこから呉服町七間町方面に左折。
この地下道は、呉服町通りの地下をしばらく進みますが、葵タワーの前あたりの階段で地上に出ることにします。

出たところは、静岡中心地の商店街、呉服町通りです。

この時間はまだ店が空いていないし、この場所もまだ地下を通る人がほとんどなので、地上にはそんなに人がいません。

右側の歩道を歩くと間も無く、小梳神社おぐしじんじゃがあります。

ここは、先日節分行事に行った神社(昨日の記事)であり、ツノがある狛犬がいる神社です。

もう何度も記事にしてるので、ここはこのまま通り過ぎますが、入り口に地図があったので、その地図に、これから歩く道をピンクで書いてみました。(静岡駅北口スタートです)

現在いる場所に🐼ちゃん貼ってますが、わかりますか?
黄緑は、江戸時代の東海道です。

さて、神社を通り過ぎて最初の信号の前に出ると、足元にこのような表示が

つまり、東海道は右からきて、ここを右折して呉服町通りを通ることになります。
この右からの通りは、江川町通り
右に行くと、駿府城になります。

このまま、呉服町通りを進むと、この通りにはあちこちに、昔の姿を感じさせる看板や、歌川広重の東海道五十三次の浮世絵なんかがあったりします。

通り沿いにずっと、こんな感じであります
市役所前
上の看板のアップ

この辺りは駿府城の城下町として栄えていた場所です。

上の看板の古地図をアップして見ていただくと、この先の私のブラリ記事をより楽しめる気がします。

ちなみにこの地図だと、今日私が歩く道は、ピンクの点線になります。

さて、私は今回は呉服町通りを直進せずに右折し、東海道を駿府城方面に行こうと思います。

江川町通りを右に進むと、御幸通りの大きい交差点。
東海道はここを、御幸通りではないその先を斜め右に行くのですが、それはまた別の機会に。

そのまま少し直進すると、cenovaという商業施設の前あたりにお堀が見えます。

駿府城のお堀です。
春、静岡祭りの時には、見事な桜を咲かせていた場所です。

ここをお堀に掘って左に進みます。

お堀沿いを歩くと、左手は葵区役所です。
この場所は市役所御用邸跡なんですって。

この辺りで御幸通りに合流します。

明治天皇が読まれた歌と、説明があります。
手抜きをして、説明文の写真でお許しください。

その先には、以前記事で紹介したこともありますが、昭和9年に建てられた、国登録有形文化財の市役所本館が左手に見えます。

ここ、裏から見るとこんな感じ

おしゃれですねえ〜

また、お堀の中には、県庁の建物。
こちらも市役所と同年建てられた、国登録有形文化財です。
まるで昔のちょっと洒落たホテルみたいです。

さて、この県庁の古い庁舎から真っ直ぐ南に向かって伸びる道が、七間町通りです。

ここで御幸通りを左折して、七間町通りを進みます。
市役所側の曲がり角には、こんな石碑がありました。

ここに、江戸時代奉行所があったんですね。
つまり江戸時代の奉行所の跡地に、御用邸ができたってことかしら?

ここを進むと、先ほどの呉服町通りにぶつかります。
ここの交差点は、札の辻。

札の辻って、武家屋敷で聞く地名ですよね。
「札の辻」とは、もともと江戸幕府の法令を記した制札(高札)がたてられた場所のことだそうです。
この角に伊勢丹があるのですが、伊勢丹の七間町通り沿いに、再現したようなものがあります。

なんて書いてあるのかな?

読めますか?

ふむふむ…
こんなことが書いてあったのかな?

東海道は、呉服町通りをここで左折して、この七間町通りを南に進むのですが、
私はここで右折して、呉服町通りを西に進みます。

突き当たった大通りは、本通り。
その本通り手前左側には、立派な静岡銀行の建物がありました。

この建物も、登録有形文化財だそうです。

なんだか重厚な入り口

静岡銀行の前身である旧静岡三十五銀行の本店建物として、昭和6年(1931年)施工されたものだそうです。

素敵な建物です。

ということで、ここまでで、今回はおしまいにします。
次はここから本通をちょっと右折。
静岡天満宮に行きます。

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