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正月休み

どういう時に、お正月を感じるのか?

子供の頃は、家族みんなで大掃除をして、父は藁でしめ縄を作り、親戚の家で皆で餅つきをして、母のおせちの手伝いをして‥
と、徐々にお正月気分が盛り上がっていった。

最近では、直前まで実感はなく、例年では30日、今年は幸い29日からの正月休みになってから、バタバタと掃除をしたりおせちを作ったり…
それでも、実は「必要な料理を作る」
ことに集中していて、そんなに実感はない。

元日に、普段はテーブルで食べている食事ではなく、おせちを囲んで、広げたおせちを食べる。
そのまま、ニューイヤー駅伝を見ながら、ダラダラとこたつで過ごす。
この時に、初めてお正月なんだな、と感じる。

しかし、お正月といえども、世間を見回すと、あちこちでお店が開いている。
私が子供の頃は、お正月三が日といえば、どこもお店が閉まっていて、車なんかもほとんど走ってなくて、家で家族でカルタや羽子板、凧揚げなどの正月遊びをするのが常だった。

1日から開いているお店がたくさんあるということは、1日から働いている人がたくさんいるってことなんですよね。
介護の仕事をしている息子も嫁も、お仕事です。

介護の仕事は仕方ないにしても、お店など、そんな元日から開けなくても…と思いつつ、私も、来客用のビールが足りなくなって、
元日に近くのドラッグストアが開いていて、助かったー
なんて思って、利用させていただきました。

正月も、特に普段と変わらずに過ごす、という人も少なくない現代。

そうなったら楽だろうな
という気持ちと
ちょっと寂しいな
という気持ちが入り乱れます。

郵便代の値上げで、年賀状ももうやめようか…
どうしてもの人にだけ10枚程度出そうか、などとも思っており、実際年賀状を貰う枚数もかなり減りました。
どんどん正月の習慣がなくなっていきますね。

一方元日からの北陸の地震には、本当に驚きました。
本当に大変な災害になってしまいました。
みんなでテレビに釘付けになっていた時、この辺りも、ゆっさゆっさ…という感じで、結構長く揺れ、恐怖を感じました。

お正月で家族で集まって楽しく過ごしていた人達がいたことでしょう。
ゆっくり一年の疲れを癒していた方もいるでしょう。
現地の映像を見ると、本当に心が痛いです。
暖かい正月とはいえ、寒い北陸で、停電になってしまったり、避難所に行かなければならない人もいるでしょう。
知り合いがなくなった人、怪我をした人も多いようです。
お見舞い申し上げます。

自然は、人間の都合なんて考えてくれない。
正月だからって、待ってくれない。
本当に、いつ何があるかわからないと、実感させられました。

大変な正月休みとなってしまいましたが、テレビ報道に気を配りつつ、箱根駅伝を見ながら、正月休みを過ごしたいと思います。

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