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思いがけず茅の輪くぐり

昨日は6月30日。
夏越しの大祓いの日でした。

もしいつもより1時間早く家を出れたら、仕事前に少し遠い神社に行ってみよう、
なんて思っていたのに、
今週も疲労感が激しく、気力もなかったので、諦めていました。

そんな朝、なぜか突然
こっちから行ってみよう
なんて思い立って、いつもと違う道を通った時、何気なく道路の横を見て

あれ?
あ!茅の輪がある‼️

ここに神社があることは知ってはいたけれど、この神社にお参りしようと思ったことはなかった。

なぜなら、まだ中学生か高校生の頃、この神社の境内で行われていた骨董市で、怖い思いをしてからです。

その日神社では、骨董市をやっていた。
骨董市は昔から割と好きだったので、その時も足を踏み入れたのですが、その日は入ってすぐに、なんかゾクッとして嫌な気分になったので、逃げるように向かいのビルのエレベータを上った。

その時、後ろから急に襟首を掴まれて引っ張られたような感覚があり、
エレベーターから転げ落ちそうになった。
なんとか手すりを両手で掴んで無事だったが、ものすごい恐怖を感じたのです。

当時立ちくらみなど、したことはなかったし、あの感覚はなんとも言えない、いやーな感じだった。

それ以来、この神社はなんか怖い気がしてた。

でも本当はわかっている。
おそらく悪いのは神社ではなくて、骨董市の中の何かだったはず。

昨日突然気が向いて通勤経路を変えた事
それがたまたま6月30日で、
その先で、茅の輪くぐりをしていて事
これは絶対に、この神社に招かれている。

そう感じた私は、迷わずに神社に入って行った。

その神社は、小梳神社

なんて読むのでしょう…

おぐし神社と読むらしい。
徳川家康と縁の深い神社らしい。

小梳神社は、奈良時代以前の由緒をもつ、静岡市内で最も古い神社(延喜式内社)の一つだそうです。
祭神は建速須佐之男命、奇稲田姫命。

幼い徳川家康(竹千代)が人質として駿府に来た時、当時駿府城内にあったこの神社に立ち寄り、服装を改め武運長久の祈願をしてから、今川義元と対面したそうです。

徳川家康が天下を統一し駿府城に入るときには、代々徳川家の守り神である大己貴命と天照大神の2柱を合祀して、駿府城の守護神としての役割も担ったそうです。

ては早速…

龍から出る水で手と口を清めて

水が綺麗

茅の輪の前にくると説明があった。

この説明のように、最初に潜って左回り、
次に潜ったら右回り、
もう一度潜ってから参拝に向かった。

意外と次から次に人が来て、茅の輪潜りをしている。
多くの人に信仰されているのだろう。

それから、茅の輪の横の辺りに池がある。

宗像神社とある。
なんと宗像三女神が祀られていると言う。
それって、福島の隠岐津島神社と同じ…

この辺りは、昔から湧き水が清らかなところだそうです。

小梳神社の「梳」は、くしで髪をとくと言う意味があり、くしのように、細い川がいくつも流れていたことから、この名前がついたとも言われているようです。(諸説あり)

江戸時代、小梳神社は少将井しょうしょうのい社と称していました。
それは、小梳神社の境内に湧き出る水が、江戸時代から病気平癒・健康増進にきくと言う「霊水・少将の井」と呼ばれていたからだそうです。

今も池の近くに水を汲める場所があるようですが、なんせ出勤前。
急いでいたので、ゆっくり境内を見ることもできずに仕事に行きました。

でも、思いがけず、茅の輪くぐりができて、とても清々しい気持ちで出勤できました。

どうか、私や家族のみんなが
そして、私の周りのすべての人が
この一年健康で元気に過ごせますように。

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