名古屋商科大学ビジネススクールで生き延びる!?(何時間の勉強が必要?)
名古屋商科大ビジネススクールは2年間が基本。成績優秀者は1年半で卒業しますが、まあ優秀な方だけです。では、この2年間を私は、どう過ごしたか?どれくらいの時間を費やしたのか?を記します。最初からずっこけましたのでご笑覧ください。
【前提】2年間は、半年ごとに4つのクオーターに分かれる
2年間は半期(春夏・秋冬)ごとに4つのクオーターに分けて考えます。比較的順調に進む方は、最初の1年(2クオーター)で20単位(10科目分)~30単位(15科目分)ぐらいの単位をゲットして、残りの1年で10単位から20単位を取得するというのが標準的に思えました。(統計はありません)
<標準的な単位取得イメージ>
第1クオーター:10単位~16単位
16単位取れると安心。必修コア科目をコツコツ受ける。
第2クオーター:10単位~16単位
この時点で30単位取れるとかなり安心。半分終了した気分。
第3クオーター:10単位~
2年目は調整フェーズ。最初の1年目で単位が取れなかった人はあくせく授業に出る。この時点で30単位は欲しい。
第4クオーター:10単位~(含むゼミ4単位)
追い込み期のゼミに出ながら授業に出るは避けたい。
【結果】私はどうだったのか?
最初に躓きました。第一クオーターでは2単位しか取得できずに、まさかの「専門実践教育訓練給付金」がもらえないという事態に陥りました。直接的な経済損出まで出たのでショックが大きかったです。
第1クオーター:結果2単位取得。
履修15単位分、不完全履修2単位分、合計17単位分の登録。
壊滅的な大惨事。死亡寸前です。
第2クオーター:結果16単位取得。
履修16単位分、不完全履修ゼロ単位分、合計16単位分の登録。
全ての単位取得率100%。復活!
第3クオーター:結果18単位取得。
履修18単位分、不完全履修ゼロ単位分、合計18単位分の登録。
全ての単位取得率100%。成長!
第4クオーター:結果8単位取得。
履修8単位分、不完全履修ゼロ単位分、合計8単位分の登録。
全ての単位取得率100%。安定期!
2年間合計:44単位
*ゼミでの特定課題研究は除く。
つまり私は最初の第1Qで、コスパ良く勉強しようと(正確には単位さえ取れればいいか)と軽く考えていたことが、そもそもの間違いだったということです。それでは4つのクオーターごとに振り返ります。
【第1Q】入学から最初の半年は、壊滅的な成績
ケースを読むのは前日の金曜日19時からスタート。そこから事前レポートをやると、その内容が貧相なものになります。しかも徹夜明けなので当日のモチベーションが上がらず、朝はぎりぎりの時間からの参加(9時20分)となりました。もちろん席は後方側。挙手回数も相対的に少ないので発言回数も少ないです。自信がないから先生から当たるのは「ケースファクト」ばかりで加点要素はなし。結果として1日の発言回数が2回程度に終わりました。発言におけるクリーンヒットは有りませんでした。事後レポートがあった授業は10時間以上はかけましたが、それも後の祭りでした。このような感じだと大抵はD以下になります。私の勉強時間のイメージとしては、第1Qは前日6時間(土日分を一気に金曜日にやる)の半徹ぐらいでした。
結果としては2単位しか取れませんでした。絶望的なタイパです。唯一とれた単位の評価はC。とほほ。
【第2Q】事前レポートで”差”を付ける作戦 →復活
最初の第1Qの成績が出たときに「次の半年がダメなら大学院を辞めようかな・・」と感じていた第2Qでした。私は方針を変えました。そもそも私のレベルが低いから、①発言でクリーンヒットを狙わない、②とにかくケースファクトでいいから内野安打を狙う、③しかし事前レポートではクリーンヒットを出す。そうと思って望みました。
結果は、発言回数はクラスの平均よりやや多め。発言内容もクリーンヒットは少なめ。レポートは平均的なレベル感だと思います。結果はすべて単位がとれました!888!単位取得当たりの勉強時間数は大幅に改善。評価もBがちらほら、やっと希望の光が見えました。このときが一番嬉しかったです!
【第3Q】事前レポートで”上位”を狙う作戦 →成長
第2QでBやCのレベルで単位が取れたので、この方針をさらに徹底したのが第3Q。さらに長期休み期間を事前勉強にあてました。先生の課題図書を購読。実際にケースとケースクエッションが出されるのは2週間前ですが、気持ちとしては1カ月前から取り組む姿勢でした。夏(8月と9月)と正月休みの合計で90時間は勉強したと思います。
結果としては、結果はすべて単位がとれました!評価Aを多くもらえました!V字回復&成長です。※もちろん、ケースメソッド形式になれたことも要因としてあると思います。
【第4Q】授業と授業の間にお休みを入れる作戦 →安定
第3Qまでで必須単位は取得し終わりましたので、あとは関心のある授業を取るだけです。ケースライティングのほうに意識を集中させる意図もあり、第1~3Qのように毎週入れるわけではなく、週をあけたりして、疎らに授業を入れました。科目あたりの授業時間や予習時間はあまり変えていません。結果としては、単位はすべて取得できて、評価はAからBでした。
【集計】2年間の総括
上記をまとめると以下図のようになります。1科目当たりの勉強時間が41時間(自習は16時間)だと単位はほぼ取れません。タイパを狙ったはずが裏目に出ています。結果としては1科目分の単位を取るために300時間も費やしたとも言えます。次に1科目当たりの勉強時間が53時間(自習は28時間)だと単位が取れると思います。ただしA評価はとれません。さらに1科目当たり同じく53時間(自習は28時間)費やした上で、長期休みに事前準備(約90時間分)をして臨むと単位が取れた上に、評価はAがとれる可能性が高まります。私は第3Qの時は成績優秀者に与えられる奨学金ももらえました(全校で5人)。とにかく家に帰ったらケースを読む、課題図書を読む、事前レポートに集中する、それが大切です。生き延びるためには机に向かうしかないのです。
2年間の勉強時間や評価のまとめ
【結論】オススメは1科目につき、授業込みで50時間、自習のみは24時間、1ケースあたり3時間
私のオススメは1科目(2週間+長期休みの平均)で、最低50時間(自宅学習は24時間)の確保です。出来れば60時間(自宅学習は34時間)以上を確保することで血肉にもなります。
換言すると、1科目当たり(2週間で)自宅学習0時間~20時間しか取れないのならNUCBの大学院に行くことを辞めた方がいいです。
2年間で授業込みで合計900時間~1080時間が目安か?
修了認定単位は18科目分なので、2年間の勉強時間は900時間~1080時間を確保することが、最終的な「タイパ」がいいと思います。私が修了単位を獲得したときは1303時間(8単位分多く取っているので実際は1546時間)でした。約223時間は「お勉強代」ということでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?