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『Zwift中毒』発症するまでの話

そもそも『Zwift』ってなんぞや?

Zwiftは本格的なトレーニングをビデオゲームと融合することでより楽しく効果的にします。Zwiftのバーチャルワールド仲間と励まし合いながら一緒にレベルアップ。トレーニングプラン、グループライド、レースなど、選択肢はいろいろ。より健康的で強靭な身体づくりをめざして、Zwiftワールドを早速体験してみよう!(引用:Zwift HP

概要だけだとわかりにくい。。
なので↓のサイトを参考にしてほしい。
ZWIFT(ズイフト)完全攻略データベース
個人で運用されているんだと思うんだけど、情報量、粒度ともにピカイチ!
このサイトを見ればZwiftを把握できると思う。
導入直後はこのサイトでいろいろ調べて遊んでいた。

揃えたものと初期費用(MKTの場合)

1)バイク
・メーカー:TREK
・モデル:Domane SL5
・スペック:モデル名にリンク引いているので省略
・購入費用:18万程度(2019年のモデル落ちのため格安!)
10年以上乗っていたSPECIALIZEDのバイクはオーバーホール自体が不可とのことで新車を調達。SPECIALIZEDのバイクが欲しかったのだけど、その日のうちに納車できるものはなし。
そこで、フォルムが美しいPINARELLOにするか、機能充実のTREKにするか。予算とスペック、自分のスタイルを考えて、TREKに軍配が上がった。

2)ローラー台
・メーカー:NOZA
・モデル:xplova
・仕様:モデル名にリンク引いているので省略
・購入費用:9.8万円程度(楽天で購入)
ローラー台はスマートドライブ式を選択。この他にもタイヤドライブ式やリアドライブ式、3本ローラーにパワーセンサーなどを付けてもできるのだが、「楽」にトレーニングを充実させたかったため、フルコンポのスマートドライブ式を選択。
メーカーもいろいろあるが、Twitter仲間ご用達のNOZAを選択。先人の知恵を借りてトラブルあったら聞ける環境を選択した。
※いろいろあっての途中でモデルチェンジしている

3)マット
メーカー不明(苦笑)
マンション住まいのため、騒音振動を少しでも防止できればと考え、厚手のマットを購入。

4)ローラー台(2代目)
・メーカー:Tacx
・モデル:NEO 2T Smart
・仕様:モデル名にリンク引いているので省略
・購入費用:17万円程度(店舗購入)
NOZAを乗り始めて3週間。乗りすぎたのかなんなのか。ワークアウト中の不可がかからなくなってしまった。。。
機材の代理店へ問い合わせをするも、交換までかなりの日数を要するとの連絡。返品返金にするか…などいろいろ考えた。壊れたのが5月末くらいだったのだが、この時期スマートローラー台がネットだと売り切れや入荷待ちとなっていて、返品返金してもらって新しいのを購入するにしても時間がかかる。ということで、実店舗で他メーカーの新品購入することで落ち着いた。

初期費用30万円弱…
こんなに突っ込んでしまった…
しかし、脳内計算機では今年レースや遠征に出かけられないと考えると、その費用をZwiftに注いだと思えばトントン。
むしろ、1回限り(思い出は一生残るけどね)のレースに比べ、この先数年に渡って遊べるこの道具は費用対効果バツグンと思われる。
海外レース1回で15万程度の出費があると考えるとね。これくらいはまだ手が出せる範囲内。

Zwiftやるならスマートローラーがオススメ

完全攻略データベースを読んでもらいたいのだけど、Zwiftを始めるために必要なものは以下3つ。
1)ローラー台
2)自転車
3)Zwiftアカウント
この「1)ローラー台」には様々な種類があり、スマートローラー台ではなくても、Zwiftを連携することができる。できるのだが、スマートローラー台とそれ以外の大きな違いがある。Zwiftワールドで再現されている坂の傾斜にペダルの重さが連動するかしないか。それくらいのことなのだが、この違いは大きい。
想像してください。
長く続く坂道。緩やかな傾斜もあれば、急な傾斜もある。その緩急にあわせてペダルを回す負荷が自動で変わる。そう。自動で。外で自転車に乗っていると感じることのできる、斜度によるあの負荷の変動。これをバーチャルで体感できてしまう。
そしてZwiftではたくさんのコースが設定されているので、コースを走る楽しみが増える。という視点から、スマートローラー台がオススメ。
費用はスマートローラー台のほうが高くつくので、費用を抑えたいという場合は別だけど、数万円の差で楽しみが増えるのなら、楽しい方を選んでほしいなと思う。

Zwiftの楽しいポイント(MKT調べ)

ゲームっぽい、いやこれはゲームだ
■ バッチの収集
RPGあるあるのストーリーとは関係ない収集イベントってありますよね?自分はドラクエ5が好きで、名産品の収集と展示のためにかなりの時間を費やした記憶がある。
これに相当するのが、「バッチ」。一定条件を満たすとバッチが貰えて、コレクションの数を把握することができる。
Zwift始めて最初にゲットしようとしたのは「無職バッチ」。14日間連続でアクティビティを実施することが条件となっていて、どんなに疲れていても乗る。24時間を超えないうちにとにかく回す。
お尻の痛みと疲労との戦いの末、無職バッチをゲットできたときの喜びは「やみのトロフィー」をゲットしたときと同じくらい嬉しかった。
■ レベル上げ(経験値をためる)
RPGでは絶対に死にたくないから、各ダンジョンのクリアレベル+10くらいで行くようにしていた。なのでレベルを上げるための徘徊は苦にならない。
Zwiftも漕げば漕ぐほど経験値が貯まり、レベルが上がっていく。バッチをゲットするとそれに付随した経験値ももらえるけど、Zwiftのレベル=乗った距離として換算されるので、レベルの高い人は乗りまくっている人なのだろう。50超えている人とかマジで強い。
■ ギアの購入(Zwiftワールド内のギア)
フレーム、ホイールを買うことができる。Zwiftワールド内の通貨にドロップというものがあり、これも経験値同様に漕げば漕ぐほど溜まっていく。そして溜まったドロップでフレームなどを買うことができる。
各アイテムはそれぞれスペックが記載されていて、平地巡航に強いのか、登りに強いのか、など様々。
装備は大事。

無限に出現するトレーニングメニュー、一生かかっても全部やれない(やりたくないメニューも多数存在)
ランニングの走力を上げたい!そんなときに悩むのが、どうメニューを組むか。参考となる書籍を読み、Webページを読み、友人(ランニングの先輩方)からのアドバイスをもらい、メニューを組んでいく。
これって結構面倒なんだよね。個人的にはメニューをキッチリ組んでトレーニングとか出来ないと思っていて、誰かのメニューに乗っかる方式を取り入れている。
そんな悩みがあるのだけど、自転車とランニングってトレーニングの相性がよくて、自転車のトレーニングをある程度積んでいれば、そこまで走力下がらない。むしろ山の登りに限定してしまえば、結構強くなると思う。
そんな相性の良いと感じる自転車トレーニングのメニューが無数に存在しているのだ。しかも数週間に渡ったプログラムも設計されていて、例えばFTPの向上を狙ったメニューを日々、いい感じに組み込んでもらうこともできる。
アラート機能もついていて、「あとXX日までワークアウト可能」といった形で表示されるので、やらなければ。。。と気持ちを高めてくれる。
自分は6週間のプログラムを実施してみたけど、これがなかなかきつい。自転車だけでなく、ランニングも少しは組み込んでいるので、日々疲れが溜まって疲労が抜けない感じ。しかしプログラムが終了してからは、多少のトレーニングでは疲れない、へこたれないという状態にもなった。
毎日少しでも積み上げられるってすごいことなんだと改めて実感した。

会話がなくても、一緒に走っている(息づかいだけは聞こえる)
コロナウィルスの影響で外出ができなかった期間。Zwiftの良さが本気を出したと思う。外に出かけられない。でも運動はしたい。外をマスクなしで走っていると白い目で見られる(そういう期間だったころ)。そしていつもは一緒に遊んでいる友人と遊ぶ機会が激減した。
そんな悩みを全て解消。
ZwiftにはMeetUpというグループライドの機能があり、選択したコースを友人と一緒に走ることができる。そう、この機能が大活躍した。
5月中旬から仲の良いTwitterの友人たちの間でZwiftブームが到来し、週1回Zwift MeetUpでヒルクライムコースを走るという遊びが設定された。
意識の高い、Twitter Zwift仲間は毎週この日に向けて前日の調整から始まり、睡眠時間の確保など本気でこの遊びに没頭していたと思う。
そして、普段は距離の問題で一緒に遊ぶことのできない方々とも、オンラインでの遊びをすることができたのだ。
これは大満足。やっぱり一人でやるよりみんなでやるのが楽しい。
たとえ途中から会話がなくなろうとも、ぜいぜい言っている呼吸音だけしか聞こえなくなろうとも、楽しかったのだ。

ツラくなったらとりあえず冷蔵庫へ、それでもダメならやめてしまう
実走の場合、ランニング同様に補給食や水分をどれくらい持つかを考える。その他にタイヤがパンクしてしまった場合の修理キッドも必要。と考えると持たなければならないものが結構ある。そして、走り始めたらどんなに嫌になっても走った分、引き換えしてこなくてはならない(当たり前だけど)。
Zwiftなら…
補給したい、ツラい→とりあえず冷蔵庫へ
補給してもまだツラい→やめてしまえ(帰り道の心配なし)
簡単に心の折れる自分には最高の環境!やめ放題\(^o^)/
自転車特有の故障したらどうしようという不安もなく快適なライドを楽しめる。

Zwiftの欠点(MKT調べ)

欠点というほどのことではないけれど。。。
メリットがあればデメリットもあるということで。

リアルライドが下手になっている、、、ような、、、?
ブレーキってどうやってかけるんだっけ?

ブレーキ、コーナリングなど実走の技術は一切必要としないため、実走が下手くそになる。信号待ちなどのストレスはないけれど、実走は確実に下手になっていることだろう。
ブレーキという概念がZwiftには存在していないから、足を回すのをやめれば止まる。でも実際にはすぐに止まらなきゃならないシーンは多数存在しているので、意識しておいたらいいかもしれない。

ダンシング?ノリノリで踊るの?
前輪、後輪はローラー台に固定されてるため、横に振れない。つまり上り坂もダンシング(立ち漕ぎのことと思ってもらえればOK)をフル活用することなく登ることが前提になる。
そうなると全身を使ったバイクの運動はほぼなく、足だけで回すことは強くなるが、リアルライドの感覚とはかけ離れるため、ちょっとペダリングが下手になる気がする。

コロナウィルスの影響で、いろいろと影響を受けた5~6月。
自分はというと、Zwiftを始めたおかげで新しい仲間も増え、トレーニング時間も増え(笑)、退屈な毎日を過ごすことなく幸せな日々を送ることができた。
どんな状況でも、何かやれることがあるのは幸せなことで、その何かが仲間と一緒に取り組めるものだったのもすごく良かったと思う。
おかげですっかりZwift中毒(むしろ廃人?)となった訳ですが、導入から3ヶ月たった今でも毎日楽しい。
徐々に世の中の動きが変わってきていて、コロナウィルスの影響を受けにくくなってきた(感染者は増えているんだけどね)ので、Zwiftに興味を持つ人は少なくなっているかもしれない。
それでも変わらず、Zwiftの営業の人みたいにZwift啓蒙活動を続けていこうと思う、中毒者の戯言でした。おわり。

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