外宮、夜明け前
2020年12月29日にお伊勢参りに行きました。毎年この時期にお伊勢参りをしています。一年の穢れ祓いと翌年の祈願をします。
外宮の朝は凜としています。空気は冷たくて、玉砂利を踏みしめる音しか聞こえてこず、体の芯がブレずにいられるってこういうことなんですよね。
外宮(豊受大神宮)の御祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)ここで説明する必要もないくらい著名な神様です。
古事記では豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)豊は「豊かな」を意味し、受・宇気は食物や穀物(稲)を意味します。食物の神様です。
豊受大御神と豊宇気毘売神は必ずしも同一の神様とは言い切れないという説もあるようです。豊宇気毘売神は女神様ですが(トヨウケビメ)、外宮の豊受大御神の御神名には性別が表わされていないからだそうです。
同一でいいのではないでしょうか。
豊受大御神は天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)として外宮に祀られています。天照大御神が一人では安らかに食事ができないことから、丹波国から御饌の神としてお迎えしたそうです。
わが家では天照大御神と豊受大御神と氏神様のお神札をお祀りして、毎朝拝んでいます。私たち夫婦がやっている仕事は決して順風満帆とは言えず、山あり谷あり、知恵を振り絞りながらどうにかこうにか食べていける状況です。
それでも何とか食べていけるのは豊受大御神のおかげ、と感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。
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