見出し画像

「自然の中で生きるということ。」

自然環境リテラシー学 Cチーム 第一回 7/17~18

私たちは普段街中で買い物をしたり、車に乗ったり、クーラーの効いた部屋でテレビを見たりなど、便利な生活をしています。私たちは人類の進化の過程で生み出されたものを利用して生活しているのです。そんな私たちが突然自然の中にほっぽり出されたらどうなるのでしょうか?

今回の三重大学の自然環境リテラシーという授業ではそのようなことを1泊2日で疑似体験出来ました。

画像5

カヤックのことについては、他のメンバーがいっぱい書いてくれているので、私は自然の中での生活のことについて書いていきたいと思います。

まず生活のことについてとても大事だと思ったのは時間の大切さです。

画像2


自然の中で生きるということは電気はありません。夜になったら真っ暗で何も見えなくなるのです。なので、テント設営やご飯などは明るいうちに済ませなければなりません。まして、今回の実習ではカヤックに乗ることがメインなので、数分数秒の遅れが、潮の満ち引きだったり、天候の善し悪しに変化を及ぼし、命取りになるのです。実際、時間の遅れが原因でなくなっている人が大勢います。なので、私たちが街中で暮らす以上に、自然の中では時間を大切にしなければならないのです。

次に、明かりの大切さです。

画像3


街中での私たちは夜になったら、ボタンひとつでいつでも明かりをつけられます。明かりに包まれながら、夜遅くになっても自由に行動できます。しかし、自然の中ではそうは行きません。先程も言いましたが夜になれば1寸先も100寸先も闇です。なーんにも見えません。真っ暗闇のまま歩いたら絶対に怪我します。なので、夜には私たちはヘッドライトを持っていきました。真っ暗闇の中ヘッドライトの電源を入れるとあら不思議!目の前が明かりに包まれ、一気に不安感が消し飛び安心感が生まれます。人間は、五感のうち視覚から得る情報が8割を占めるという話を聞きました。それは間違ってはないんだなと実感しました。

次にご飯の大切さです。

画像1


街中での私たちは、家に冷蔵庫があり、近くにコンビニがあり、学食があり、スーパーやご飯屋さんもあります。しかし、当たり前の話ですが、自然の中ではそんなものありません。正確に言えばあるのですが、それを採る能力や道具を扱う技術、食べてもいいものかを選び抜く知恵が、未熟な私たちにはありません。
私は本当に必要最低限の間食しか持っていかなかったのですがそれは大失敗でした。間食を一日目で全て食べ尽くしてしまったのです。ご飯に関しては予想以上に少なく、正直な話、余り大したものではありませんでした。常にお腹がぐーぐーでカヤックの疲れからかお腹と背中がくっつきそうでした。栄養不足は自然界では致命的...実際未だに栄養不足でなくなってしまう人達がこの世界には沢山います。食料不足は命取りなのです。今回は1泊2日で何とか助かりましたが、これが3泊4日だったと考えると、脳が震えます。次回の実習では、今回よりも沢山カヤックを漕ぐのでもっと食料が必要になります。それに気をつけて、次回からは沢山間食を持っていきたいと思いましたっ。

次にお風呂の大切さです。

画像4


街中での私たちは、家にはお風呂があり、体が汚れたらいつでも綺麗にできます。近くにお風呂がなくても、温泉♨などを利用することもできてしまいます。しかし、自然界ではそうも行きません。ですが、今回の実習では毎日拠点に戻るのでシャワーを浴びることは出来ました。炎天下の中カヤックを漕ぎきった私は、全身汗まみれでベタベタしていて、とっても気持ち悪く感じていました。それがシャワーを浴びた瞬間、「あー、シャワーってこんなにも気持ちいいものだっけっ」と思いました。シャワーを浴びれば、全身の汚れを落とすことができ、シャンプーなどを使えばとってもいい匂いになれます。それが心地よすぎるったらありゃしない!毎日、お風呂に入れている環境に改めて感謝をしました。
ですが、次からの実習は拠点には戻らないので、シャワーなんてものは浴びれません。これがどんなに残念なことか...なので次からは汗ふきシートなどを多用していきたいと思います。あー、ほとと...T^T💦

と、こんな感じで実習終えた私が今1番に思っていることは、「家が1番!」ってことです。いつも食料や電気、水やガスがあるのが当たり前だと思って、何気なくだらだら生活していた私ですが、今回の実習を通して改めて今の生活が本当に恵まれているんだなと実感しました。今私がいる家には、その全てがある!ここで勉強でき、大学にも通え、娯楽をも楽しめる。こんなに幸せなことがありますか?!?!?!?!私は改めて、今の環境で生活出来ていることに感謝し、この生活を支えてくれている親に改めてありがとうを言おうと思いました。
いつも当たり前だと思っていることは当たり前じゃない。全てに感謝して、これからも生活していきたいと思います。