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トップリーグが開幕した。

 楽しみで楽しみで、前日の各チームの「がんばります!」というSNSを見て「これは私も気合を入れないと」と入浴剤入りのお湯にはいって、顔パックまでして臨んだトップリーグテレビ観戦(現地じゃなくてスミマセン)。私の気合が何の足しになるのかわからないが、ともかくそうやって週末がやってきた。予想通り、いや、予想のずっと上をいくおもしろさでした。まだ録画を全部見終わってないのだけれど、気持ちが先に行ってしまっているので、noteに向かった次第。

 神戸製鋼は予想通り強かったけど、NECの粘りがすごかった。昨シーズンは、勝てなくて苦しんでいたけど、今年はSNSの発信も多くて、一生懸命さが伝わって注目していた。神戸製鋼の真っ赤なジャージに果敢に挑む真っ青なジャージが躍動。鮮やかな赤と青で目がチカチカしました。NECがんばったです!ラグビーができてホントに楽しい!と体現してくれていました。次の試合も期待!

 そして待ってましたトヨタのマイケル・フーパー選手。後半で出場したときはテレビの前で拍手です。スーパーラグビーで見ていたとおりの素早いタックルを見せてくれました。そしてジャッカル成功。解説の大西さんの「髪をかき上げるまでがジャッカルですね」というコメントに大きくうなずく。そうそう、あのしぐさを何度もテレビで見てきたのだ。日本にいるなんて夢みたい。東芝は惜しかったけど、トヨタVS東芝戦は激しかった。体の当て方が半端ない。

 NTTコム(長くて省略します、ごめんなさい)のレイドロー選手も魅せてくれました。冷静かつ積極的な動き。パスダミーでトライとか、おおっ、すごすぎる。チームの全員の動きを把握して声をかけて、さすがです。頼りがいがあります。頼りになります。

 クボタと宗像サニックス。サニックスは実はあまりなじみがなくて、2020シーズンは全試合のテレビ放映はなかったし、そういう意味で本格的に見たのは今回が初めて。あのウエストがキュッとしまって見えるジャージのせいか、サニックスの選手はみんないい身体してます。クボタの確実かつ強力な攻めに対し、サニックスは、いつ走り出すかわからない、でも動き出したらすごい、という見ていて楽しい試合。クボタのマルコム・マークス選手に注目。大きい身体にかわいい顔で大好きです。トライを決めるとクボタの選手がマルコム・マークス選手を囲んで、抱き締めて、頭をはたいて、喜ぶ。そう、ラグビーのこういうところが好き。いかつい、でっかい人たちが、ハイタッチとかじゃなくて「肩を抱いて」「抱き締めて」「頭撫でて」ほめたたえるところが好き。

 そしてなんといってもキャノンvsNTTドコモ。ほんとはサントリーの試合の録画を先に見る予定だったのだけど、SNSであまりにもペレナラ選手が話題になっていたので、こちらを先に観戦。80分があっという間に感じるエキサイティングな試合だった。キャノン、惜しかった。きっと悔しい負け方。それにしても田村優選手はさすがです。パスもキックも魅せてくれました。安定感抜群。足を痛めたようで心配です。そしてついにNTTドコモのTJペレナラ選手登場。スーパーラグビーでもそうだったように、両手を広げて声を出し、みんなに声をかけ、レフリーにアピールし、隙をついてボールを取りに行き、素早くボールを回し、いいところにキックして、そしてトライまでした。全部やった。目が離せなかった。感動したのは、そんなペレナラに他の選手もついていくところ。彼から出されるボールをタイミングよくキャッチしたり、走りこんだり。昨年とは違うチームのようだった。身体つきまで違ってた。昨シーズンは少しぽよっとしていた選手もいたけど、みんな引き締まって「仕上げてきたなー」と思った。ここにマピンピ選手がいるんだよ。なんてこった、とひとりごと。日本でペレナラ選手の試合が見られるなんて、ほんと夢のよう。試合のあと、声をかける子どもににこやかに手を振る彼もステキだった。そしてカメラの前で「おつかれさまでしたー、またねー」と日本語で挨拶してくれた笑顔にキュンとなったのでした。うん、また絶対見るよ、できれば会場に見に行きたいよ。

 で、結局、サントリーvs三菱重工相模原と、パナソニックvsリコーの録画がまだ見終わってない。明日の祝日に見よう。そうしないとすぐに週末がやってくる。ラグビー楽しい!っていう選手の皆さんの声が青空に響いたような週末でした。ありがとう!

 RWC2019でラグビーの虜になった「にわか」で、いまだルールもしっかりとわかっていない私が週末を楽しみにするようになるなんて、ラグビーの魅力ってなんなんだろう。


 

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